ファインディングドリー見にいってきました
ブログFROM 笠井伸春
休日。
小学生の娘とファインディングドリー
見にいってきました。
© Disney/Pixar
さすがディズニー映画。
子どもにあきさせない要素が
てんこ盛りだなあ、と。
ところが、、、
あれ?
ドリーの声に違和感が・・・
子どもなのに
声があってない・・・
エンドロールでわかったんですが、
声優が室井滋さんでした。
なぜに??
僕は合ってないでしょ
と思いましたが、
まあ、制作側の都合があるんでしょうね・・・
それはさておき本題。
そのドリーの特徴は
忘れんぼう。
なんでもすぐに忘れてしまいます。
周りの人(魚たち)に
支えられながら成長していくストーリー。
・・・
僕には他人ごとには思えない話でした。
というのは・・・
家庭教師で、
学習障害(LD)の子どもたちを数十人、
担当してきたからです。
検査・診断を受けてなくても
その可能性のある子も含めると
もっと多いです。
ドリーの両親の苦悩が
学習障害(LD)の子どもの親御さんと同じなんですよね。
「この子は将来やっていけるんだろうか」
というセリフがそうです。
さて、
ここからは僕の経験からの話です。
LDまたはLDかも、
という子に学習指導するときは
「障害」ではなく、
「特徴」だと
とらえるようにしています。
障害、という言葉が
ダメなことだとイメージさせますが、
実際はそうではないです。
学び方を工夫すれば
確実に学習できています。
たとえば、
トム・クルーズは
文字を読むのが苦手(識字障害)で有名。
セリフは台本を他の人に読んでもらって
覚えているそうです。
識字障害でありながら
問題なく仕事しているどころか
世界トップの俳優ですよね。
学習障害の子どもの指導法
学習障害(LD)と
ひとくくりにしても
いろんな特徴があって
いちがいには言えないところが
複雑にさせているんですが、
多いのは・・・
文字を認識するのが苦手だったり
問題文からことがらをイメージするのが苦手だったり
というケース。
でも、
会話はごく普通にできるので、
言われないと
「普通の子だな」
と思うと思います。
つまり、
目で認識すること(視覚)よりも
音で認識すること(聴覚)が優れているんですね。
なのに、
文字を書けるようにすることに
こだわって教える親や教師が多いんですが・・・
これは本人にとって
ただの苦痛です。
指導方法としては
まず、読めるようにすること。
音で理解・記憶するようにします。
書くのは最後の最後でOK。
たしかに
今の教育制度では
「書く」テストがほとんどなので
評価的には
苦労する場面も多いでしょう。
でも、
その子にあった学習方法なら
実際の社会で必要になる学力はついていくし、
理解して覚えて
「できるようになった」
という学習の楽しさは誰でも体験できますよ。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること