頑張っているのに伸びないときの3つの原因
ブログFROM 笠井伸春
(相談)頑張っているのに成績が上がりません
中学生のお子さん・親御さんと面談させてもらってよくいただく相談です。
本人は頑張っているつもりの場合の、
今までによくあった原因と対策をご紹介します。
- 見直しをしていない
- 実際の学習時間が少ない
- 要領がよくない
「解きっぱなし」になっていませんか?
中学生で多いのが、問題を解いてそのままにしておくこと。
そのまま寝てしまったら・・・
間違いに気づかないので、
間違った答えが頭の中に定着してしまうかもしれません。
同じ間違いを繰り返しているとしたら、これが原因です。
問題集を解いている時間自体は学習時間ではない、くらいに思うといい。
A問題の基礎問題を解き終わったら、次のページに進んではいけません。
解答を確認し、間違いを見直ししましょう。
それができてからB問題の発展に進みます。
間違えた問題に付箋(ふせん)をはっておくと
後日、覚えているか効率良くチェックできます。
中学生だと「机に向かっている時間が学習時間」
と思っている子も多いわけですが、、、
スマホ
部活で疲れて居眠り
飲み物とおやつで休憩
などの時間は
机に座っていても学習時間には入りませんよね。
正味の学習時間がどれくらいか、
ストップウォッチではかってみましょう。
実際にはかってみると、
以外と少ないことに気がつくかもしれません。
気がつけば、机での過ごし方を改善できると思います。
勉強には正しいやり方があります。
でも、効率の悪いやり方をしてしまっていることがあります。
たとえば・・・
- 同じ単語を何度も続けて書く>
-
教科書をそのまま写している
1回で覚えようとして、
important important important important ・・・
と何度も続けて書くのはあまり学習効果はよくありません。
意味とつづりを確認しながら音読すること
これを基本に、忘れて思い出すを繰り返すことが大事です。
続けて書くよりは、思い出す回数を多くすることです。
英単語にしてもなんにしても
1回で覚えるのは無理だと思っておいた方がいいでしょう。
忘れては思いだすことで長期記憶に残るということをお忘れなく。
中学校では「自習ノート」があることが多いと思います。
それで自主学習として、理科の教科書の文章を写している子がいます。
学習の目的は、重要事項の理解や暗記ですよね?
なのに、
「図2のように~」とか
「このときの光の曲がり方を調べていこう」
など教科書の言い回しまで写しているケースです。
教科書の精読は間違いのない勉強方法の一つですが、
文章まで写すことがいつも勉強になっているとは限りません。
自習ノートは教科書をよく読んで、
そのポイントをノートにまとめるようにしましょう。
確実に理解と定着につながります。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること