FROM 笠井伸春

「子どもがイライラして
勉強に集中できないことがあります」

という相談を受けることがあります。

こういうときは
どうしたらいいでしょう？

「ほら！集中して、がんばりなさい！」
というのは逆効果。

イライラしていたり
泣きたい気分だったりしたら
はかどりません。

こういうときは
一呼吸おいて
冷静に原因を探ってみましょう。

原因がわかれば
対策もわかりますので
それらを紹介したいと思います。

 

お腹がすいている

意外と多いのがこれ。
もしかしたら
お腹がすいているだけかもしれません。

血糖値が低すぎる状態だと
脳の機能が低下して
イライラしたり
集中できない原因になると言われています。

あまいものを大量にとるのは
よくないですが、

少しのおやつや軽食で
血糖値をコントロールすると
イライラがなくなることはよくあります。

 

暑すぎる

部屋の温度が暑すぎていませんか？

当たり前と思うかもしれませんが

暑すぎたり
寒すぎたり
湿度が高すぎたり

不快な環境では集中できません。

エアコンや扇風機などで
快適な環境を作りましょう。

 

以上はフィジカルな原因ですが、
次からはメンタル面での場合です。

 

終わりの時間を決めていない

ゴールを決めていないと、
「いつまでやればいいんだろう・・・」
という気持ちから集中できません。

これは
自分では気づいていない意識かも。

はじめるときは
休憩する時刻を決めておくこと。

その時刻に向けて
時計を見ながらやること
意外と集中できます。
一度試してみてください。

 

嫌いな教科だから

苦手意識のある教科や分野は
誰しも気がすすまないですよね。

そういうときは
得意なことから始めましょう。

たとえば
1学年前の計算問題など
パーフェクトにできる問題からやってみると
気分がのってきます。

 

なんだか、やる気になれない

受験のプレッシャー・・・
失敗がゆるされない・・・
逃げたい・・・

負の感情が
邪魔している場合もあります。

そう感じたら
自分の感情をコントロールする方法を
身につけておきましょう。

 

よく効くのは
体を動かすこと

ジョギングやウォーキングをしてから
勉強すると集中できる、という人もいます。

他には、
腕立てふせ、腹筋、スクワットなどの筋トレ。

座ったままでも
しばらく思いっきりグーを握りしめてから
ゆるめる、
を繰り返す。

心と体は連動しているので
体を動かすと
心がすっきりします。

心だけでも
「おれはできる」
と自己暗示をかける方法もあります。

リラックスする方法は
人それぞれなので
自分に効く方法を
試しながら身につけておきましょう。

 

今回は以上です。

イライラするときは
原因を探ってみてください。
それに合わせて対処すれば大丈夫ですから。

冷静に
前向きにいきましょう。

 

笠井伸春

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◆執筆者紹介

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ（カテナビ）主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。

高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか？」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
• 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること