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一人でわからないことは人に聞こう

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FROM 笠井伸春

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「最近、理科がよくわかりません」

僕が担当している中学年生から質問がありました。

時間の都合で数学と英語だけを教えていましたが、
最近他に気になる教科はないかと確認したところ、
理科がわからない、ということ。

自分ではどこが分からないか、はっきりしていない様子。
みてみると、特に1分野の理解が不十分だとわかりました。

1分野・・・物理、化学
2分野・・・生物、地学などの2分野

中学理科の2分野は基礎的な問題については
暗記分野と言っていいでしょう。

(重要語句や、この実験で何がわかるか、など)

暗記は知識の穴ができないように繰り返すことで記憶できます。
自習でもできる範囲が多いので、「覚え方」「自主学習のやり方」を指導しています。

 

でも、1分野は理論的な分野。
「自分で覚えろ」といっても難しい範囲。

この生徒も特に計算を使うところでつまずいていました。

それで、1年生の時に習う「圧力」
から復習してみたところ・・・・

圧力Pa(パスカル)=面に働く力N(ニュートン)/面積m^2(平方メートル)
からやって覚えなおしました。

でも、実際に問題を解こうとすると・・・

1m^2=100cm^2
としてしまっていたことが分かりました。

1m=100cmなので、二乗すると
1m^2=10000cm^2ですね。

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また、2分野の「天気」でもパスカルは出てきますが、
気圧のイメージできていない様子。

確認してみると、
hPa(ヘクトパスカル)のh(ヘクト)の意味を知らなかったようです。

hは100という意味ですね。

 

どちらも小学生の範囲

「量の単位」は小学高学年で習う範囲。
中学では今まで習ったことは分かっているものとして授業を進めます。

なので分かっていないままだと
授業についていけなくなってしまいます・・・

この生徒は、一つずつ小学生のところも合わせて
復習を進めているところです。
今はだんだんと分かる問題が増えていっています。

一言で「この教科が苦手」といっても
一人ひとり、知識や理解していない分野は違います。

で、これは一対一でみないと効率よく復習できません。

もし、苦手分野があるなら、
分かる人に聞いて克服しておきましょう。

今なら間に合います。

 

笠井伸春

 

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◆執筆者紹介

笠井伸春

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。

高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
  • 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること

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