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「点数が上がったらごほうび」がダメな理由

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FROM 笠井伸春

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やりがちなNG行動

ある中学生のお母さんからこう聞きました。

「今度のテストで、いい成績だったらおこづかいをあげることにしました。
10点アップで1000円。

こうでもしないと、うちの子は勉強しないので」

これは分かりやすい話ですが、他にも・・・

「中間テストで350点とったらPSビータ買ってあげる」
「順位が上がったらUSJに連れて行ってあげる」
「英検合格したら好きな洋服を買ってあげる」

要は、
ごほうびをあげる約束でやる気を引き出そう
とするアイデアですね。

これ、あなたはどう思いますか?

 

僕は、
「一度はいいですが、次からはやらないほうが長期的にはいいと思います」
とアドバイスしています。

理由は・・・
ごほうびがないと、がんばれなくなるからです。

たしかに、お子さんがテスト勉強しようとしないことに悩む親御さんは、そうでもしたくなるでしょう。

普段勉強する習慣はあるけど、ちょっと遊び感覚でごほうび、
というぐらいなら、たまには刺激もあって面白いかもしれません。

でも、これが習慣化してしまうと・・・
勉強する目的がごほうび、ということになってしまいます

これでは、テストがない限り勉強する目的がないですよね。
それに、1回2回はがんばるかもしれませんが、そのうち嫌になってきます。

 

人は自分がやる理由に納得できてから本気になる

ごほうびが目的ということは、
自分自身の目標ではなくて、
親から与えられた目標にがんばろう、ということになります。

人から与えられた目標に、人は長期的に本気になれるでしょうか?

「将来~になるという夢があるからやろう」とか
「夢ははっきりないけど、目の前のことにがんばりたい」とか
「ライバルに勝ちたい」

自分の中にある動機ならなんでも構いません。

それに、目的・目標は一つだけじゃなくて複数あるといいですね。
その中には長期的な目標を持っておくといいでしょう。

たとえば、「~高校に入る」を最終目標にしがちですが、
それだと高校入った瞬間からやる理由がなくなって行動できなくなってしまいます。

(実際、この問題は毎年新高校1年生に起こっています)

 

はっきりした将来の夢があればいいし、
それがなくても「自分を成長させたい」というものでも立派な学習目的です。

 

ごほうびの約束をするんじゃなくて、
「なんのためにがんばるのか」
「どういう人になりたいのか」
「どんな人生を送りたいのか」

考えさせるように接していきたいですね。

 

笠井伸春

追伸
家庭教師をはじめて、がんばりはじめる子の動機が
「自分もあの先生みたいな大学生活を送りたい」
「あの先生みたいに生き生きとがんばりたい」
ということもよくあります。

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◆執筆者紹介

笠井伸春

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。

高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
  • 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること

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