スマホを持たせたらルールを決めよう
ブログ今日の福井新聞「越山若水」より
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今時の若者を「つくし世代」と呼ぶらしい。
「みんなで楽しみたい」
「誰かのためにつくしたい」
との思いが強く、仲間とのつながりを何より大切にするそうだ、
ラインやSNSなどネット環境の普及が大きいという。
それを手段に人とのつながりを広げ、一体感を高めるためのイベント化に熱中する。
「リア充」と呼ばれる若者はラインで何百件もやり取りをし、出会った相手の誰とでも臨機応変に対応し、充実した毎日を送っている。一方で・・・
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と続いていますが、僕はLINEで何百件もやり取りしたり、誰とでも臨機応変に対応するのが、「充実した毎日」とは思えません。
先日、ある中学生のお母さんから相談を受けました。
「なかなか集中して勉強をしない」とのこと。
実際に家庭教師としてレッスンをしてみると理由が分かりました。
ひっきりなしに彼のスマホからLINEの通知音がなります・・・
これで、集中できるはずがありませんね。一人のときは、すぐチェックしたり、返信したりしているのでしょう。
しょっちゅう中断されていては、良い学習ができるはずないですよね。
僕が彼にしたアドバイスは、、、
・50分やったら10分休憩。その休憩時間にLINEをすればいい。数時間返信が遅れて困る用事なんかない、ということ
・勉強中はスマホをスリープモードにするか、電源を切っておくこと
・LINEなどの通知はOFFに設定しておくこと
ちなみに僕はSNSは夕方1回しかチェックしません。SNSは便利ですが、気をつけないと時間を浪費することになります。
僕は、自分磨きの時間が「充実した毎日」につながると思います。中高生なら、学習と部活などが自分磨きになるでしょう。
もちろん、友達も大事ですが、自分磨きの時間が少なくならないようにしたいですね。
中学生がスマホを持つ時代ですが、使い方には注意が必要です。
◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること