Q「社会の点数が低いので、合計点を上げるために社会を中心に勉強した方がいいですよね?」
ブログFROM 笠井伸春
よくいただくご質問にお応えします。
Q. 社会の点数が低いので、合計点を上げるために社会を中心に勉強した方がいいですよね?
A. 現状によって2通りの対策があります
合計点を上げることを目的にする場合でお答えしますね。
苦手教科の方が、伸びしろが多く見えるので、勉強時間を増やしたらいいんじゃないか、と思いますよね?
結論から言いますと、大きく2パターンあります。
◆パターンI
国語85 社会60 数学85 理科85 英語85 のような得点のとき
歴史・地理・公民、またはある特定の分野が不十分かもしれません。(例えば、歴史、地理の記述問題が苦手とか)
この場合は、ご質問の通りです。苦手な分野を絞って社会を勉強してください。総合点は伸びるでしょう。
◆パターンII
国語60 社会30 数学60 理科60 英語60 のような得点のとき
経験上ですが、このお子さんは何かの理由で社会が嫌いな可能性が高いです。
なぜなら、暗記が苦手とかという学習方法に原因があるとすると、他の暗記分野(理科2分野、英語語句)もできていないはずだからです。つまり、教科の好き嫌いなんですね。
この場合は、他の教科の時間を減らして社会の勉強時間を増やすことはおすすめしません。効率が悪くなります。もともと頭に入っていきにく科目だから苦手になってるんです。ますます勉強が嫌になってくるかも。
僕なら、「勉強がはかどる感じがする教科は何?」って聞きます。
「理科」と答えたとしましょう。
それで、理科だけを頑張って次のテストで80点取ってもらいます。そうすると、不思議かもしれませんが、他の教科も上がってくることが多いです。「やればできる感覚」「自信」が身につくんですね。
だいたいの場合ですが、上位層以外は、得意科目を作ることを優先すると、勉強が面白くなり好循環になりやすいです。
プロ講師はこんな風に、メンタル面も考えた戦略を持って指導しています。
笠井伸春
PS.
もし、家庭教師を検討されているなら、家庭教師を探せるサイト「ふくい家庭教師ナビ」がおすすめです。家庭教師のオアシスの先生の一部を詳しく紹介してます。
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)はこちら
>> 笠井伸春ブログ一覧 <<
◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること