【目標点の決め方】苦手な科目にこだわりすぎないのが吉
ブログ「社会がいつも良くないので、社会をがんばらせたいです」
という要望がある中学3年生の親御さんからありました。
中3の社会というと、今は公民を習っています。
公民は、憲法や政治・経済など実生活に直接関係することなので、ぜひとも中学の教科書レベルのことは最低限学んでほしい知識ですよね。親としてはなおさらのこと。
ただ、入試対策として点数が良くないからという理由だけで苦手な科目を勉強させたい、というのなら、少し話は変わってきます。
仮に、今
数学80
国語70
英語70
理科80
社会50
で、合計の目標が400点だとしましょう。
これだと確かに社会が気になりますね。
勉強すればきっと伸び代もあるでしょう。
しかし、目標を次のようにするのはほとんどの場合、うまくいきません。
【この生徒にオススメしない目標】
数学80
国語80
英語80
理科80
社会80
合計 400
なぜなら・・・
苦手科目は、もともと苦手だったりあまり好きではないから、苦手科目になっているわけですよね。
効率が他の科目より良くないので、時間をかけた割に伸びにくい傾向があるからです。
社会にこだわって、他の科目の勉強時間が減ってしまうと、逆に合計が下がってしまうリスクもあります。(実際似たような失敗はよくあります)
教科によって、凸凹はあるのが普通。というか、あった方がいい。
このタイプの生徒の場合は、
数学90
国語80
英語80
理科90
社会60
合計 400
これくらいの目標がいいんじゃないでしょうか。こっちの方が現実的には達成しやすいです。得意な科目を伸ばすことはモチベーション的にもいいでしょう。
大学も得意な理系科目で勝負して、理系上位の大学を目指せるポテンシャルを感じます。
(合計は平均はあるけどオール60点というタイプだと、大学受験で苦労しやすいです・・・)
今日の結論は、
苦手な科目を気にしすぎずに、得意をつくっていく方が現実的にはうまくいきやすいし、その先も明るい、ということです。
科目の1つくらいは許容しましょう。大学受験は自分の得意な科目の配点多めな試験を選べたり、理社は科目を選択できるので大丈夫です。
(もちろん、例外として450以上とかが目標というなら苦手潰しが課題になります)
以上、参考になれば幸いです。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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