字のきれいさと学力は別物【間違った勉強法】
ブログ「(担当の生徒が)とてもきれいな文字を書くのですが、それにこだわって書くのが遅いです」
という相談がある講師からありました。
きれいな文字は素晴らしいです。相手に送るメッセージなら、丁寧な文字がいいですよね。
しかし、効率よく勉強することが目的なら、時間をかけてきれいな文字を書くことにはデメリットしかありません。
(小学校の国語の先生から怒られそうなことですが、、)
事実、僕が関わってきた生徒や大学生の中の勉強がとてもできる人で、きれいな字を書いて勉強する人はほとんど見たことがありません。肌感では0.5%いないかと。
理由は簡単で、丁寧に書くほど時間がかかるからです。
読めない字では困りますが、読める字程度で最速で書いた方が、同じ時間でも進む量が違いますよね。それがそのまま学習速度になります。
もっと言うと、単語の和訳や記号で答える問題なら、書くまでもなく、口で答えてすぐに答え合わせするのが最速のアウトプットの勉強法です。
同じ1時間の勉強で、効果は2,3倍、本当に書くのが遅い人と勉強が上手い人では、5倍,10倍になることも普通にあるでしょう。1時間の間に10時間分の勉強ができたら・・・それは結果も全然変わるでしょ、ということです。
きれいでカラフルなノート作りは、作品作りとしては満足できるだろうし、勉強した気にもなれます。
ダメとは言いません。自分の価値観ですから。どっちが優れているかという問題ではないです。
汚くても速く書いた方が、勉強量は増えます。
勉強量が増えれば知識力や学力が上がります。
学力が上がれば、国公立大学や難関私立大学も目指せるようになります。
良い作品作りをしたいか、効率よく学力を上げたいか。
どちらが自分にとって大事なことなのか?
後者を選ぶなら、書いている時間も意識して成果につながりやすい勉強をしてほしいなと思います。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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