「勉強の仕方がわからないと言っています・・・」
ブログ「勉強の仕方がわからないと言っています・・・」
という相談が中学生のお家の方からありました。
「本人は自分のやり方がいいと思っているようで長時間勉強しているが、成績が上がらない。やり方がわかっていないのではないか」という高校生のお家の方からの声もありました。
実際、僕の経験では、自分は勉強の仕方はわかっています、という子は少ないです。
少ない中にも、自分のやり方が正しいと思っている子はいますが、僕がやり方を聞いて本当にわかってるなと感じた子は今までほとんどいません・・・1%〜2%くらいでしょうか。
この問題は昔から感じています。
そこで今回、視野を広げて、世の中的にはどうなっているのか、調べてみました。
東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所
「子どもの生活と学びに関する親子調査2022」の結果
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400212331.pdf
見てみてください。どう思われますか?
僕が驚いたポイントは2つあります。
①「上手な勉強の仕方がわからない」小中高生は7割近い。近年増えてきている
② 成績に影響するのは、学習方法>学習意欲>学習時間
① 「上手な勉強の仕方がわからない」小中高生は7割近い。増えてきている
すごく多くないですか?
これだけ個別指導塾がある中で、3割以上は塾や家庭教師など何かしら利用しているでしょうから、そこで勉強のやり方を学べている生徒が少ないということでしょう。
しかも、19年の調査より、高校生5.5%増加・中学生8.1%増加・小学生18.5%増加しています。
原因は、冒頭の画像のように勉強方法ツールが増えすぎて、何がいいのか迷うことがあるかも。あれこれ手を出してどうしたらいいのかわからなくなりました、という方は最近よくお会いします、、
② 成績に影響するのは、学習方法>学習意欲>学習時間
この調査結果によると、高校生では
- 成績と「勉強時間」との相関係数は、0.155
- 成績と「学習方法」との相関係数は、0.326
相関係数とは、0に近いほど関係が弱く、1に近いほど比例関係の強さを表す数値のことです。
つまり、勉強時間よりも学習方法の方が成績に大きく影響するという結果になっています。
以上、2つのことから言えるのは、学習方法を一番大事にした方がいいということ。
何をするかも大事なのですが、やり方を間違えると効果も半減してしまいます。
ぜひとも正しい努力の仕方を身につけてほしいですね。
追伸
少し前から始めた速読聴英語は教材として優れた学習ツールだと思います。続けている生徒は、英語の苦手意識が薄くなったり、学校のテストでも成果が出てますから。
トレーニングの後は個別に単語テストや理解度チェック、何を大事に考えて取り組むかを一緒に確認しています。どの教材でも当たり前に普通にやっていることですが、速読聴英語のコンテンツ会社の担当者からは、そこまで細かくやっている塾は珍しい、と褒められました。。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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