「複数の科目を1時間ずつなどとバランスよく勉強した方がいいですか？」

国公立大学志望の高3生から質問があったのでシェアしたいと思います。

真面目に高校の課題に取り組んでいるほど、全科目頑張らないと、と思いがちです。全科目、苦手を作らないぞ、と。

あなたもそれはそうなのでは？と感じていませんか。

もちろん、それはある意味良いことなのかもしれないし、高校入試までならその考え方で頑張るほど、合格が近づくでしょう。

しかし、大学受験に成功するには、教科ごとにかける時間には戦略が必要不可欠なんです。

教科ごとの勉強時間は、志望大学から決めるべし

具体例がわかりやすいと思います。金沢大学志望の子がうちの塾生にも何人かいますので、金沢大学の一般入試を例にしてみますね。

金沢大学 人間社会学域 人文学類志望の場合

この場合、数学と理科の100点に対して、英語と国語は400点。4倍になりますね。

ということは、

いくら数学で高得点を出しても、英語や国語が低かったら受からない、、、ということです。
逆に、数学でこけたとしても、英国の2次対策をしておけば合格の可能性は上がります。

この場合、英語と国語は特に頑張るべき教科ということになりますね。

教科ごとの勉強時間は、配点比重を目安に

上の例だと、例えば自分の使える時間が月に100時間あるとしたら、英語は32％なので32時間、数学は8％で8時間・・・というのが勉強時間の目安になります。

ただし、同じ配点の場合でも、教科の特性や生徒の向き不向きによっては、得意を伸ばして合計を上げることを目指すのもありです。

いずれにしても、どこを受けるかで、何を頑張るべきかが決まる、ということ。

配点は学部学科によって違うので、自分の場合はどうなるか、調べてみましょう。

オアシスの大学入試情報サイト
https://k-oasis.shinroshidou.net/

追伸

オアシスの大学受験サポートコースは、上にあるように志望大学合格に必要な科目とレベルの分析、あなたの今の学力から逆算した勉強計画から日課への落とし込みをし、一緒に合格に向かって進んでいくことをしています。

今年度はあと若干名募集中です。
https://fukui-kateikyousi.com/lp/high/

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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