【私立高校入試】過去問と全然違っててあせりました
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「英語と数学が過去問とは違っていたし、難しくて、できませんでした。ショックです」
ある私立高校を受験した生徒から聞きました。
- 今までになかったタイプの計算問題
- 英語長文がやたら長くなった
- 英作文がなくなった
など。
まだ問題を見ていないので、本当に難化したのかは分かりませんが、実力差を出す内容にシフトしたのかなとは感じます。
しかし、「難しくなったからもうダメだ」ってことはないですね。なぜなら、受験生はみんな同じテストを受けているわけだから。自分の問題だけが難しくなっているわけではないです。
優勝しなくていい。入賞すれば合格
極端な話をすると、
全教科よくできていようが、それ以上にできている人が定員数いれば不合格になります。
逆に、全然できなかったとしても、1点でも基準をクリアすれば、つまり入賞すれば合格です。
これから県立高校を受験する子のために、具体的に見てみましょう。
これは、2019年の福井県立高校入試 数学の設問ごとの正答率。

このテストだと、大問4と大問5の最後の問題は、正答率が2割以下。8割以上の生徒ができませんでした。こういう問題が「難しいからできない」は普通のこと。
入賞すればいいなら、こういう問題は捨ててでも、正答率の高い問題を確実にとろうという意識が大事。
※藤島・高志・武生を目指すなら、解説は全部理解しておくべきだし、同じパターンはできるようにしておきたいところです。
過去問と傾向が違っていても動じない
傾向は変わるものです。じゃあ、過去問意味ないかというとそんなことはありません。
傾向が変わっても、聞いている知識は、同じだから。
問題の順番が変わったり、はじめて見る(と感じる)問題も出ることもあるでしょう。
では、どう対応すればいいか?
まず、順番が変わるのはまったく問題ないですよね。図形の証明が何番目にこようが、基本から解いていけばいいし、英語のリスニングが1番目にこようがラストにあろうが影響なしです。
長文が長くなったのなら、時計見ながら自分の実力でできるところまでやるだけです。
「わ!過去問の形式と全然違う、もうダメだ!」じゃなくて
「なるほど、今回はこうきたか。戸惑っている人もいるだろうな。自分は冷静だ。どれどれ、何を聞いているのかな?基本的なことならとるぞ」
次のテストではそう思うようにしてください。
実際、化粧している問題ほど、基本的なことを聞いていることが多かったりします。
予想と違うことにも対応してやるぞ、という心構え。これは、社会に出てからも役立つことだと思います。
冷静に次のことだけに意識を向けていきましょう。
追伸 試験会場で周りに飲まれない
あと、試験会場の休み時間に「意外と簡単だったなあ」という周りの声を聞いておじけづいた、という話もありました。
そういうのに負けてはいけません。その人たちは自分が前向きになるためにワザと言ってるかもしれない。どうせなら自分もそうするか、無視するのが正解。
逆に「あの問題できなかったね」とキズをなめ合うのも意味がないです。そんな時間があるなら、次の科目の参考書を見てた方が、得点が上がる可能性が高まります。
ポジティブ思考って大事ですね。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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