(勉強のコツ) 歴史は流れを意識する
ブログFROM 笠井伸春
(シベリア出兵 ウィキペディアより)
「社会なんて覚えるだけですよね?」
この前、ある親御さんから言われたんですが、、、
たしかに暗記する科目であることは間違いないです。
でも、覚えるだけと言っても
出来事と年号の単純な暗記だけでは
高得点を狙うのは難しいんです。
たとえば、よく出される問題に
こういうのがあります。
次の出来事を起きた順番に書きなさい
ア: 米騒動
イ: シベリア出兵
ウ: 原敬内閣の成立
実はこの3つ、
全部 1918年の出来事なんです。
年号の暗記だけではわかりませんね。
じゃあ、月日まで暗記すればいい?
それも大変です。。。
でも、
流れを知っておけば
答えられるようになりますよ。
ロシア革命は当時の日本人の考え方と違うので
その影響を恐れた日本はシベリアへ出兵
↓
軍人のために米が必要だと
米が減ると考えた商人が
米を買い占めたり、高く売ろうとした
↓
安売りを求めた主婦らが暴動。
これが全国に広がった(米騒動)
↓
米騒動の責任をとって
寺内内閣は総辞職
平民出身の原敬が組織した内閣の成立
一問一答だけでなく、
こういう流れを押さえておくこと。
ちなみに、
こういう語呂合わせもあります。
行くのいや(1918)シベリア出兵 米をくれ(米騒動) はらへった(原内閣)
なぜ、それが起きたのか?
理由があって、そこが重要。
ただの暗記の作業は辛い勉強。
なるほどね、という気づきは
学びの楽しさにもなります。
つながりと流れに興味を持ちながら
学習できるといいですね。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること