中学数学でつまずく2つの原因
ブログ今月もオアシス講師の勉強会を開きました。
ゲストに提携関係の塾長や
現役の高校の先生も参加。
指導の質をあげるために
何ができるかを話し合いました。
その中で次の話があったので
シェアしたいと思います。
特に中学2,3年には
役立つ話です。
今の時期、中学数学で
多くの子がつまずくこと
気をつけないといけないことがあるので
2つ紹介しますね。
1. 夏休みという間
中学2年は連立方程式の利用に向けて
まずは方程式の解き方から勉強していますね。
その途中で夏休み。
で、9月の休み明けに、
こういう文章題を習います。
ある向上で先月生産した車とバイクの合計は1000台であった。
今月は車が20%増加し、バイクが10%増加したため全体で140台増加したという。
今月生産した車とバイクの台数を求めよ。
ここでつまずく子が多い。
その理由は・・・
夏休み中、復習していなくて
解き方を忘れているか、または忘れかけているから。
もう一つよくあるのは
1年の内容を忘れている場合。
これは1年で習った内容ですが、
上の文章題を解くのに必要な知識なんです。
xの20%増加 → 1.2x(分数でもOK)
という風に情報を式に変換して
式を立てていくんですが、
1年のことは2年の教科書にないんです。
だから今習っていることだけ
いくらやってもできるようにならないです。
もし、これが原因なら
前の学年のここだけ復習してからとりくめば
できるようになりますよ。
2. 中3では1,2年の応用問題を学校ではあまりやらない
たとえば今の連立方程式ですが、
中3になると問題がレベルアップしてきます。
学診だとこんな風に・・・
でも、学校では基本的には
中3でやることしか授業ではしないので
前の学年の応用レベルの問題まで手が回りにくいんです。
なので、応用レベルは
学校任せにしないで
自分でやるようにする必要があるんですね。
以上、2つのことは
本人はもちろん、親御さんでも
なかなか気がつかないことだと思います。
マンツーマンの指導では
ただ今やってることだけではなく、
上の2つのこともフォローするようにしています。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること