塾・家庭教師はいつからはじめるのがいい?
ブログFROM 笠井伸春
先日、
友人とランチしていたときの話題。
僕らの時代と違って
今は塾に行かせたり、
家庭教師つけたりするのが
当たり前みたいになってきている
小6と中2の子どもがいて
今、いろいろと考えているけど
いつからはじめるのがいいのかな、と。
はじめる時期って悩みますよね。
ベストはいつなのか、と。
オアシスでは
一番多いのは中3、
次に中2と中1、
高校生、というのが現状です。
で、これが理想的かというと、、、
答えはNOなんです。
基礎ができていて
完成期に受験対策を、ということなら
たとえ半年前でも効果的です。
でも実際は
もう少し早くからはじめていれば、
もっと基礎力つけられたのに、
ということが多いです。
もちろん、個人差はあるし、
塾などのサポートがなくても
力をつけていくタイプの子もいます。
そうではなく、
標準的な学力で
部活にも打ち込みながら
高校は進学校を目指す、という場合は
小6の秋頃が理想的なスタート時期だと思います。
というのも、こういう調査結果があります。
全国学力調査で
標準的な学力の中学1年生に解かせた結果
691 × 274 =
(小3で習う内容)
→ 誤答率38%
10.2 – 8.9 =
(小4で習う内容)
→ 誤答率31%
4.56 ÷ 1.2 =
(小5で習う範囲)
→ 誤答率46%
これは大阪府の調査ではありますが、
実際に中学生に教えていると
理科の計算問題などで
計算ができなくて解けない、ということがままあるんです。
考え方は理解できても
計算ができないので解けない、という場合、
小学校の内容を復習する時間が必要になります。
それでもやればできるようになるんですが、
今習っていることをやりつつ、
復習するっていうのは工夫が必要で
結果として見えるまで時間がかかるんです。
前の学年の内容は大丈夫でしょうか?
ぜひ一度やらせてみてください。
中学の内容もスムーズに進めるためにも
それまでに小学基礎を完成させておきたいですね。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
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