算数、できるはずの問題ができない
ブログFROM 笠井伸春
(小学生担当のプロの女性講師、5月の報告より↓↓)
〇〇ちゃんは、今月は割り算のひっ算を中心に勉強しました。
〇〇ちゃんは公文で割り算のひっ算は完璧にやっていたそうです。
でも、3桁÷1桁、2桁÷2桁はできるのですが、
3桁÷2桁をするとこんがらがって、めちゃくちゃな計算になります。
何度も、割り算の桁数を変えて練習しました。
今のところ、できるようになりましたが、
しばらく時間をおいて練習します。
角度の大きさでは、計算で角の大きさを求める問題で、
どうしても解き方を思いつかないときは、
実際に分度器で角を測ったり、書いたりして理解しました。
理解できると、〇〇ちゃんは本当にうれしそうです。
解ける喜びを知っている子は
勉強を楽しみながらできるので
このままその力をのばしていってほしいです。
2桁÷2桁はできるのに
3桁÷2桁だとできない、
というように
理論的にはできるはずなのに、解けない。
そういうことは家庭教師をしているとよくあります。
原因は・・・
表面的な解き方の手法だけをマネしちゃっているからですね。
これは小学算数ですが、中学高校でも同じこと。
(ひっ算ができない大学生の話もあります・・・)
大学入試も変わっていくわけですから、
小中高もそれに対応していくことになります。
ただ機械的に解く力ではなく、
もっと考えることが大事になっていきます。
「こう解けって言われたからやる」のでは・・・
これからの問題はには歯が立ちません。
なにより面白くないですよね。
なぜそういう書き方をするのか
その公式・定理はどういう意味なのか
それを使うとどういいのか
本質的な理解ができれば
応用がきくようになるし、
この子のように
「わかるって面白い」
と感じることができます。
学習すること自体に興味を持てるようになるといいですね。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること