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読解力の育て方

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FROM 笠井伸春

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国語読解力。

読解力がないと国語だけでなく他のすべての教科にも影響します。
正確に問題文を読めないと、知っていることでも答えられないですから。

 

数学でさえ、「計算はできても、文章題になると苦手」という子は
読解力トレーニングをすることで良くなっていくことも多いです。

 

じゃあ、読解力はどうやったらつくものでしょう?

 

読書の量?

読書が習慣=読解力がつく
とも限りません。

 

実際、小説が好きで読書をよくする子の中にも
国語読解が苦手、という子は多いです。

 

だから、国語読解力を鍛えるには
ただ量を増やすんじゃなくて、体系的に進めることが大事です。

 

論理エンジンなど、いくつかの有名な手法がありますが、
「本当の国語力が驚くほど伸びる本」著者の福島隆史先生はこういいます。

 

読解問題では突き詰めて言えば、対比関係しか問われない。

 

物語文では、『AがBになった』という対比的変化、
説明文では、『AではなくB』という対比関係しか問われない」

 

実際の物語文の例題を見てみましょう。

ーーーーーーーーーー

「あら・・・」

洗濯物を洋服ダンスにしまおうと子供部屋に入った母・道子は、思わず足をとめた。

タカシが机に向かって真剣に何かを書いている。
もう宿題は終わっていたから、いつもならベッドに寝転んで大好きなマンガを読んでいる時間だった。

悪いと思いながらも、何をしているのかとのぞきこむと、真新しい問題集を解いていた。
その問題集は道子が与えたものではない。どうやら自分で買ったものらしい。

【驚いて】その後ろ姿を見つめていると、昨日、嬉しそうに
「漢字テストで100点を取った」
と報告したタカシの顔が思い浮かんだ。

 

ーーーーーーーーーー

◆「驚いた」のは、なぜですか。

1 宿題が終わっているのにマンガを読んでいなかったから

2 漢字テストで100点を取ったから

3 与えられた勉強しかしなかったタカシが自分から勉強していたから

ーーーーーーーーーー
(例題 by 福島隆史先生)

 

正解は・・・3

 

与えられた宿題だけだった

自分で買った問題集をやっている

 

確かに、対比的変化、ですよね。
これを意識することで格段に読めるようになります。

 

福島先生は小学生を指導するときに、
よく「ドラえもん」を教材に使うそうです。

 

「のび太は最初はどんな気持ちで、最後はどんな気持ちに変わったかな?」

などと質問することで
対比的変化を意識させるわけです。

 

これなら、親子の会話でもいろんなチャンスがありそうですよね。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

笠井伸春

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◆執筆者紹介

笠井伸春

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。

高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
  • 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること

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