約束の心理的効果
ブログFROM 笠井伸春
YouTubeに面白い社会実験の動画があります。(下にリンクあり)
マクドナルドで、
あるお客さん(仕掛け人)が買ったばかりのハンバーガーを置いたままトイレに行く。
そこにホームレス風の男性(仕掛け人)が来てそのハンバーガーを持って行こうとする・・・
周りの人、隣の人も誰も止めない。見て見ぬ振り。
まあ普通はそうでしょうか・・・
ところが、今度は隣の席の人に
「トイレに行くので見ていてもらえますか?」
とお願いして
「OK」の返事をもらって席を立つ。
そしてホームレスの男性がとろうとすると・・・
隣の席の人はみんな
「No! No! ここの人はトイレに行っているだけ。だめだよ」
と言っています。
それでもとろうとすると、
体を張って止めようとしたり
ケンカ腰で止めたり
自分のハンバーガーを代わりにあげたり
そんな人までいます。
この対応の違いはなんでしょう?
「口に出したこと、約束したことは守らないといけない」
人はそう感じる、ということでしょうね。
この心理は、家庭教師が出した宿題にも働きます。
「来週までに、ここまでやっておこうね」
「はい」
そう約束したことは守ろうとします。
この前、ある中学生が授業を始める前に
「え~とですね、あの、部活の大会があって、、あのその、、、」
と話し始めたので、なんだろうと思って聞いてみると
宿題をやっていないことへの必死の弁解でした、、、
(僕は「次はがんばろう」とはげましますが、怒りはしませんよ)
それくらい、「自分が口に出したことは守らなければ効果」があるんですね。
そういうことも、家庭教師をはじめると
勉強の習慣がつくことが多い理由です。
笠井伸春
追伸
その動画↓
Would You Help A Homeless In Need? (Social Experiment)
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること