(新高校1年生へ)入学式までに知っておきたい5つのこと
ブログFROM 笠井伸春
進路の決まった方、おめでとうございます。
高校入試を終えて
ひとまずホッとしているでしょう。
きっと、今だけは「勉強から離れたい」と思っているでしょう。
確かに、リラックスして過ごす期間も大事です。
しばらくは羽を伸ばして過ごしたいですね。
でも、これからはじまる高校3年間を考えると
最初の4月の成績が重要になることを知っておいてほしいと思います。
なぜだと思いますか?
それは・・・高校では中学とは違って
同じくらいの実力の生徒ばかりが集まったクラスでの横一線のスタートになります。
多くの人がのんびり過ごすこの春休みに大きく差がつきやすいのは事実です。
では、今、何をやっておくといいでしょう?
高校入学前の今、知っておきたい5つのこと
1. 理解できていない分野はなくしておいた方がいい(特に英数)
高校の授業は、中学の内容を土台として、そこに積み上げていくような内容になります。
なので、もしひとつでも理解できていない分野があると、そこから苦手分野が広がってしまいます。
特にその傾向の強いのは数学と英語。そのままにしていると授業を受けても分からない分野ができてしまいます。
不十分な分野があるなら復習しておきましょう。
ただし、復習には高校入試レベル以上の難しい問題まではやる必要はありません。
(高校から春休みの宿題が出されるようなら、それをしっかりやりましょう)
2. 高校は、中学とは進むスピードが全然違う
中学では、いろんな学力の生徒がいるので、平均的な生徒に合わせた内容とスピードだったでしょう。
でも、高校では自分と同じくらいの学力の生徒が集まったクラスなので、進学校であるほどハイスピードになります。
「最初からあまりの速さにびっくりした。数学Aで習う確率などが分からなくてあせっています」
by藤島高校1年Mさん
3. 内容もレベルアップする
「理数は苦手だから、暗記分野で得点してきた」というタイプだったら要注意!一問一答の単純な暗記では対応できない内容になります。
「なんでこの公式が使えるのか?」「その定理の意味することは何なのか?」興味を持ちながら、自分で調べながらやっていきましょう。
それが応用力をつけるための土台になります。
4. 推薦で大学進学するなら、高1の1学期から入試は始まっている
大学入試では、約4割の人が推薦入試を利用しています。
推薦入試の選抜基準になるのは、高校3年間の成績「評定平均」です。評定を決めるのは定期テストなので、高1の1学期の定期テストから、もうはじまっているということです。
高3になってから「1年の時からやっておけばよかった」と悔やむことがないようにしましょう。
5.高校は自主的に活動する場
中学までは義務教育。
今まではやらされていたことも、高校からは自主的に活動する場になります。
4月から始まる部活と勉強。
高校3年間を中学よりもずっと「充実した3年間」にするためにも、この春休み、やるべきことはしっかりやっておきましょうね!
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること