間違いをなくす計算の工夫
ブログFROM 笠井伸春
お子さんの計算力はどうですか?
計算が遅かったり、
間違えが多かったり、
ケアレスミスをしてしまう
実は、計算が苦手な子には共通点があります。
足し算・かけ算より引き算・割り算が苦手
ということ。
まあ、誰しもその傾向はあるでしょう。
繰り下がりのある引き算は、足し算より時間がかかったり、間違いやすいんですね。
それで、今日はこの種の計算ミスを防ぎ、早くできるようになる計算方法を紹介したいと思います。
やり方は・・・
15-8を計算するときにまず10だけ持ってきて
10-8をして、2
5足りないので、足して2+5で7
という風に考えるのが基本になります。
10-□を使う事で
繰り下がりを考えなくて足し算だけで間違いやすい引き算をしなくて済むわけですね。
(ちなみに、10-8=2 で、2は8の「補数」といいます)
では、この補数を利用した計算を拡張してみましょう。
小学生ドリルより
1583-786=?
これもまともにやると筆算する計算になりますが、
さっきのやり方でやってみましょう。
まず、
1583のうち、1000だけもってきて
1000-786を先にします。
=214(1000の補数)
(もし、ここでつまずくようなら、100-□□からトレーニングしましょう。すぐできるようになります)
/p>
で、583足りないので、足して
214
+583
ーーー
797(答え)
いかがでしょう?
実際の計算ではこんな風に書けばいいでしょう。
足し算だけで計算できる計算の工夫。
慣れれば、早くでききる、間違いにくい方法です。
補数を使う事で、
間違いやすい繰り下がりの引き算を使わなくて済むからですね。
もし、引き算が遅かったり苦手だったりする小・中学生のお子さんなら、
一度試してみてくださいね。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること