高校推薦入試、不合格だった人へ
ブログFROM 笠井伸春
合格の報告も数件いただきましたが、
一方で、
「結果、ダメでした。これからどうしたらいいでしょう?」
という相談を受けました。
志望者が定員を超えている以上、
試験の出来から不合格者が出るのが現実。
でも、まだ中学3年生。
「不合格」という初めての経験は
まるで、自分を否定されたように感じるでしょう。
落ち込むのが普通かと思います。
家の方も今この瞬間はしんどいでしょう。
でも、、あえてこう考えてほしい・・・
「ラッキーだった」と。
なぜなら、もう一段成長できるチャンスだからです。
県立高校入試は3月8日・9日。
まだ1ヶ月以上あります。
推薦の合格者は安心しているので
4月までこれまでのようには勉強しないでしょう。
でも、あなたは苦い思いをしたくないので、
一生懸命やりますよね。
1ヶ月真剣に努力すると、相当変われます。
できるようになる問題がかなり増えていますから。
少し僕の経験を書きましょう。
僕は、高校入試は学校群(当時の藤島・高志)を受けるも、クラスで一人だけの不合格。
大学入試も前期の志望していた大学は不合格でした。
当時は、「オレはダメだなあ」と思っていた時期もありましが、
人生は卒業してからの方が長いことを知ったとき、
「あれでよかったんだな。あれは失敗じゃなくて必要なプロセス(過程)だった」
と思えるようになりました。
失敗しても
「このやり方はダメなことが分かった。次はこうした方がいいな」
と切り替えができるようになりました。
順風満帆だったら、今の僕はなかったと思います。
だから、僕はあなたが失敗するのを見ても「かわいそう」とは同情しません。
「大丈夫。冷静に前向きに次のステップを考えよう」と言いたいです。
高校入試というのは確かに一生に一回かもしれませんが、
どうなっても命まで取られるわけではないですよね?
今、がんばるのは、そういう強さの元を積み上げているんです。
その強さは、将来的にもっと大きなピンチを乗り越える力になるんだと思います。
一番ダメなのは、不合格という結果ではなくて、
安全策ばかりで、挑戦せずに、頑張らずに適当に過ごすことです。
自分の力が伸びていくように、
入試まで毎日をやりきってほしいと思います。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること