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努力しても成績が上がらない5つの勉強法-やってしまっていませんか?-

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FROM: 笠井伸春

笠井伸春

真面目で一生懸命やっているのに伸びないタイプの子、いっぱいいます。こんなに頑張っているのに成績が上がらない。

本人も、見ている親もつらいですね。
では、成績が上がらないのは、持って生まれた能力のせいなんでしょうか?

いいえ、違います。間違った勉強方法が原因です。

「正しい勉強法」を身に付ければ、やればやるだけ成績は上がります。というのが20年間1対1で教えてきてはっきり言えることです。持って生まれた能力はそれほど問題ではありません。正しい勉強法を身につけられるかどうかの方が問題だと思います。

何年か前から気が付きました。やっている割に成果の出ない子に共通している勉強のやり方にパターンがあることを。

これは、1対1で勉強を教えることを本職としていないと、まず分からないことだと思います。

よくある5つのパターンを具体的にお伝えします。逆にこれをやらないようにすれば正しく勉強できるようになりますよ。

成績が上がらない間違った5つの勉強法 ー直しておきたい悪いクセー

1.インプットが少ない状態で、問題ばかり解こうとする

頭に入れないと出すものがありません。なのに、宿題だから、とかの理由で問題だけを解こうとする。分からなかった問題の解説を読みこめばそこで学習になりますが、やりっ放し。次の日学校で丸付けして解説読まずに終わり。何時間机に向かっていようが、何問解こうが、得るものがなければ勉強しているとはいえません。

→まず、十分に教科書を読む、声に出す、要点をおさえるなど、インプットの時間をもとう。その時間こそが学習時間。

2.黒板に書いたことや問題の解説をとても丁寧にノートに写す(見た目の良いノート作りが目的になっている)

努力家の女の子に多いでしょうか。何色もの蛍光ペンを使ってカラフルなノートを作ることにいつも熱中。本人は「勉強した気」になるし、周りから見ても「おお、勉強してるなあ」と思うかもしれません。でも、これは勉強方法としては間違いです。

とまで言ったら、お父さん、お母さんからは反対意見もあるでしょう。習字の先生には怒られるかもしれません・・・(>_<)

でも、考えてみてください。勉強の目的は何ですか?

勉強の目的は、「理解」と「定着」です。「キレイなノートを作る」という作品作りは「作業」であって勉強ではないです。何を理解できたか、記憶への定着は進んだか、だけが勉強時間としての価値です。

余談ですが、事実・・・
福井県で最も高い学力を身につけている医学部医学科の学生と毎週の様に面接していますが、まあキレイとはいえない字を書く人が他の学部生より多いです。予備校や塾で優秀な講師が解説しているのを見ても、書くのは読める程度の字です。なぜなら「丁寧でキレイな字を書くこと」は「生徒に理解してもらう」ための手段になっていないからです(小学校の文字の授業を除いて) 理解と定着は短い時間でできた方が効率的。

→学力を上げたいなら、「理解」と「定着」を目的に。 ノートは目的のための手段。黒赤2色くらいにして効率的に書こう

3.解答までの過程を書かない

答えだけを書くクセ。答えが合えばそれでいいから途中を書くのは無駄? 小学校から多くの宿題やテストで合ってる間違ってるだけを繰り返してついてしまったクセでしょうか?

でも、学年が進むと、解答にたどり着くまで長い流れがある問題が出てくるようになります。そうなると、もう刃が立たなくなります。学校の先生の解説を受けていてもどこが分かっていないか分からなくなるので学力が上がりにくくなる。過程を書かないクセは学力アップの障害になります。

過程をしっかり書くようになれば、自然に思考力も身についていきます。

→ 分かっていても、面倒でもいいから、途中を書こう。考えを整理するいいクセがつくので論理的思考力が身についてきます

4.一つの単元を全部解き終わってから直しをする

「ポイントまとめ・例題」→ 「基本問題(A問題)」→「応用(B問題)」とあったとすると、一気に全部やってしまう。これの何がまずいかというと、何を理解して欲しいかが分からないまま、次に進むので、理解に穴がある状態でA問題・B問題の問題に取り組むことになります。これは時間がもったいない。間違いも多くなり、やる気にも影響します。

例題の練習問題を解いた時点で丸付け、解説を読んでどうやればよかったかを理解する。それからA問題に進む。そこでまた解き方の正誤のチェック。それからB問題・・・というのが正しいやり方です。努力の量は同じか少なくなりますが、理解度は増えていきます。

→ 正誤のチェックはこまめにする

5.英文の訳をカンで答えてしまう

単語の意味と話の流れから「想像」で答える。たまたま正解することもあるので気が付きにくいクセの一つ。「カン」で答えることは「勉強」しているとは言えません。長文読解問題にも答えには明確な根拠があります。読解が苦手という場合、国語力の前に文法の理解不足であることも多いです。文脈から判断することは大事なことだし、カンが鋭い子は高校入試まではなんとかなるかもしれません。

でも、文構造を理解する力がないままだと、高校で英語が苦手科目になるのは目に見えています。

→ やっぱり文法理解は大事。なんとなく答えるのはやめよう

いかがでしょう。当てはまるものはあったでしょうか?他にもいくつかありますが、ひとつ直すだけで大きく変わるかもしれませんよ。

笠井伸春
(家庭教師のオアシス 代表)

PS.
でも、これは普通のお父さん、お母さんには難しい内容だと思います。(私もやりはじめのときは分かっていませんでした)
もし、必要なら専門家にお任せください。家庭教師は1対1なのでお子さんに合わせて具体的に指導しています。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのための得た知識は1回使ったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 生徒の能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
  • 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習ができるようになること

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