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お子さんが「自分にはできない」と思い込んでいるときの2つの対処法

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笠井伸春

FROM: 笠井伸春

ある福井市の中学生の話。

「どうせ、僕のこの悪い成績を見て影でみんなで笑うんでしょ!?」

僕が面談に伺い、成績表を見せてもらったお子さんの言葉・・・(この後、今の成績じゃなくてこれからだということ、そのためだけに僕らはサポートすることを伝えると安心した様子になりました)

このお子さんが「自分は劣っている」と思い込んでいる理由を考えてみると・・・、残念ですが、ご両親や先生にセルフイメージが下がるようなことを言われ続けてきた可能性が高いと思います。

成績が平均以下のお子さんには思い込みが激しいタイプが多いです。「自分には絶対無理だ」という価値観が身についてしまったんですね。

「自分はやってもできない」という思い込みが壁になる

この思い込みが家庭教師にとっても最初の障害になります・・・

例えば、今まで60点位をとっているAくんがいたとします。
家庭教師をつけてもらい、次は80点をとるつもりで2週間自分なりにがんばって勉強しました。でも、結果70点だっとしますね。

「自分はやってもできない」と思い込んだままだと・・・
「やっぱり無理なんだな」と感じるので、努力が止まります。多少周りに励まされてやろうとしても、心のブレーキがかかって3日坊主になってしまう。

でも、「できるに違いない」と思い込んでいたら・・・
「おかしい。何かやり方が違っていたか量が足りなかったか」と思い、勉強の質と量を改善していき、数カ月後には本当に90点をとるようになります。

誰しもコンフォートゾーン(心地よいと感じる自分の姿)にいたいと思うので、良くも悪くも、自分が持つイメージ通りの自分になるように無意識が自分の行動を調整しますから。90点をとるようになった子を周りから見るとすごい努力しているように見えるかもしれません。でも、本人にとってはイメージ通りなので「頑張っている」という自覚はないかもしれません。信じられないかもしれませんが、そうしていた方が楽なんです。

価値観を「やればできる」に変える2つの方法

では、どうやったらコンフォートゾーンを上げられるか?植え付けられた価値観はそう簡単には変わらないって思いますか?
今日は価値観を「やればできる」に変えるきっかけを2つ提案します。

1.実際にやったらできた事例を見せる
マイナスの事例ではなくプラスの事例に注目しましょう。確かにどちらの出来事も起こっていますが、注目したことがお子さんの価値観を作っていきます。
実は家庭教師なら簡単にできます。自分の体験を話せばいいですから。

でも、家庭教師の先生はもともと頭がいいのでは?
確かに地頭のある人は多いですが、頭の良い悪いにかかわらず相当やらないと難関大学には受かりません。勉強については間違いなくやったらできることを自ら証明しています。

2.「やったらできた」という体験をさせる(まずは小さいことから)
低〜い階段、ベビーステップを作って超えてもらいます。例えば、「10個の英単語を覚える」「因数分解の基礎問題を解説して、類題を自分で解けるようにする」など。身についたら小テストをするなどして「できなかったことができるようになった」という実体験をさせます。それを積み上げて学校のテストにつなげていきます。

長年培ってきた思い込みなら時間もかかることもありますが、可能性がない子はいません。そう思い込んでるだけなので。

最後に、生徒の成績を上げるのがうまい先生に共通した口ぐせをご紹介します。

「大丈夫、必ずできる」

笠井伸春
(家庭教師のオアシス 代表)

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◆執筆者紹介

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのための得た知識は1回使ったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 生徒の能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
  • 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習ができるようになること

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