ようやく自宅学習をはじめたが英数が自力では無理そうです
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さて、春から中学3年生の親御さんからご相談をいただきました。
「受験を意識するようになり、ようやく自宅学習をはじめたのですが、英数が自力では無理そうです。勉強の仕方もわからないと言います」
やる、と決めて動き出すのはすばらしいことですよね。目標とか意欲は人を動かして、行動が変われば結果も変わってきます。
しかし、中学2年生まで自宅学習の習慣がなくて、英数の復習をしてこなかったので壁にぶつかっている、ということでしょう。
そんなとき、今からどうしたらいいのか、考えたいと思います。
まだ間に合う
結論から言いますと、まだ間に合います。
もちろん、どこまでさかのぼる必要があるかによって、かかる時間は変わってきますが、少なくとも成長する伸び代が大きいということは間違いないですね。
目標にもよりますが、今の時期からはじめて平均付近の成績をとれるようになることは十分に可能です。
数学も、英語も積み上げの科目。
自力では進まないということは、勉強の内容が合っていないということです。
つまずいたところまで戻ってやり直す
怪しくなった単元に戻って、そこから階段を登ることで無理なく勉強が進むようになります。
例えば、連立方程式がさっぱりだ、という場合。
できるようになるまでに必要な力のステップを
①文字が一つの方程式を解く
②文字が一つの方程式を立てる
③文字が二つの方程式を解く
④文章を把握して図表にする
⑤文字が二つの方程式を立てる
こう分けるとします。
ここで①がまだできていないのに②〜⑤の勉強をしようとしても「わからない」「できない」となってしまいますよね。
どこに戻ればいいかがわかれば、そこから復習してあらためて次のステップに進めていけば確実に登っていけるわけです。
具体的には
具体的にどうするか？
英語は長くなるので今回は数学の話を。
今やっている数学がさっぱり、という場合は、思い切って前の学年に戻りましょう。
その方が近道だったりします。
これは3年分が1冊にまとまっています。
学年別なら
このようなわかりやすい理解本から問題を見てわかるところまで戻りましょう。小学算数まで戻ることもあります。1冊目は小学算数の復習も入っています。
頭からやる必要がなければ、苦手な単元だけでもOK
復習は基礎だけで大丈夫です。
数学のカリキュラムはよくできています。こうやって学年順に戻って進んでいけば、止まってしまうことはありません。
以上、参考になれば幸いです。
追伸
わが子の場合、どこまで戻ればいいのか？塾や家庭教師は一つの解決策になるでしょう。
前の学年に戻っての復習が必要なら、集団授業や1対2以上の個別指導よりも、家庭教師をつけたり、マンツーマン指導を受けるのはオススメです。
福井県内の方はぜひご相談ください。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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