小学英語から中学英語へ切り替えるポイント
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今週は県立高校入試本番。来週合格発表です。緊張の1週間ですね。
最近の高校入試内容で変わったことがあります。
その一つは、英語が難しくなった、ということ。
特にここ2年間、中学生は英語が大変。
段階が飛ばされた学年だからです。
新しくなった小学校の教科書に出てくるのが600〜700語。
昨年度の4月、中学ではこれを知っている前提でのカリキュラムにいきなり変わりました。つまり、今の中3生は小学校で習っていないのに習ってる体(てい)での勉強になっていたわけです。
さて、ではこれから中学の英語をはじめる小6〜中2あたりの子は何を大事にしていったらいいでしょう。
小学英語と中学英語の学校の現状から考えてみたいと思います。
小学英語から中学英語へ切り替えるポイント
小学英語は「英語に慣れ親しむこと」が目標
中学英語では「読むこと」「書くこと」がプラス
小学生時代に英語教室に通う子は多いですね。
それで自分は英語が得意という意識があるのに、中学のテストになるとそこまでとれない・・・ってことはよくあります。
それは、小学校では英語でやりとりすることや発表が中心だったのに、中学のテストでは読み書きが中心になるから。
実際の英語力はそこそこあるのに書く練習をしていないので、読めるけど書けないということになりやすい。
例えば、Sunday からSaturdayまで、JanuaryからDecemberまで、読めたとして、正確に書けるでしょうか?
(僕らの時代は逆で、読み書きはできても英会話は苦手な人が多いですよね)
じゃあどうすればいいか、対策は?
とにかく書かせればいい?
答えは、Yes and No.
僕らの時代は英語の勉強といえば、書いて覚えることが多かった。だからそうさせたくなりますよね。
たしかに、書くことは英語の成績をよくするために必要なこと。
でも、いきなりそれを強いると、英語が嫌いになる可能性があります。
楽しくやれるやり方を優先しつつ、テストで必要になる「読解」や「書くこと」を本人の状況に合わせて徐々に増やしていくのがオススメです。
もっと早く英語に慣れさせればOK?
これはほぼNOです。
例えば、子供向け○○英語教室に幼稚園から通わせるとしましょう。それで英語に慣れ親しむことはできます。それが英語力の土台にもなるので無駄にはなりません。
でも、受験英語対策としては不十分なんです。いくら早くからはじめても。
中学からの英語で必要なのは文法の理解です。
語彙はもちろん、文法事項の理解がそのままテスト対策になったり、読解の土台になるからです。
文法事項の理解(具体的には教科書例文の理解を深めることなど)は中学、高校英語の定期テストや入試対策になります。
(もちろん、ネイティブ並みに大量の英語の中で生活すれば、文法の勉強をしなくても自然に身につきますが)
中3〜高2はもう遅い?
そんなことはないです。やるべきことは同じなので、何歳からでも正しい勉強をはじめて一定期間続ければ、できるようになりますよ。
以上、参考になれば幸いです。
追伸1
福井の小中高生で英語で何をやればいいのか、迷われている方、ぜひご相談ください。
追伸2
先ほど直接担当していた高3生から合格報告がありました。
Mくん、福井大学工学部 物質・生命化学科合格おめでとう!

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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