【受験生へ】過去問から逃げるな
ブログ「過去問を解くことが大事なことはわかるけど、理解できないことが多いから、過去問はほどほどにして復習をいっぱいやった方が自分には良さそう」
という声がありました。
(※ここでいう過去問とは、中学生なら確認テストや高校入試問題、高校生なら大学入試問題や予想問題集のことです)
そうだね、という先生もいらっしゃいますし、部分的にはそう見えるところもあります。1,2年生なら勉強の進み具合を見てバランスを考えるのもいいかもしれません。
でも、中3生や高3生の今の時期は、過去問を軸にするのが基本中の基本です。
過去問を解くことなしに、入試本番で自分の得点を最大化することは、99%無理な話です。
理由は、他のことで考えれば簡単なことですよ。
例えば、来月、部活の大会があるとします。
大会までずっと腹筋や腕立てふせばかりしてて勝てますか?
基本的な練習も自分の足りない筋力がわかっているならやった方がいいです。ルーティーンの基本トレーニングも必要でしょう。
でも、実戦形式での練習が不足している限り、試合で強くなることはないです。
これは基本的なことが進んだ人だけの話じゃなくて、全レベルで言えることですよ。
試合しても弱いから試合の練習はしません、ではいつまでたっても強くなりませんね。
本番でいい結果を残したいなら、今強くても弱くても試合の練習をすることです。
で、こういう話をすると、こういう感じの意見が返ってくるのでお答えします。
「わからない問題が多すぎて吸収できない」
→ 基本問題に絞って演習しましょう。自分にとって難しすぎる問題は飛ばしてOK
「問題集より1回にやる量が多く、直しに時間がかかりすぎる」
→ 直しにどれくらい時間をかければいいかの基準は、苦手な科目は2〜3倍の時間までがオススメです。それ以上かかるようなら、基本問題だけに絞りましょう。その週は見つかった苦手な単元の復習をしておきましょう。
「解説を読んでも理解できない」
→ 目標が平均点付近までなら、難問はやらなくていいです。(ただし、上位校を目指すなら、全問理解することは必要だと思います)
でも、それ以外は必ず理解できるまで人に聞いたり調べたりすること。自分でできるかもう一度解いてみること。それが次につながる勉強です。
「直しが完全にできない。消化不良になっている気がする」
→ 過去問の実戦形式での練習は、たとえ消化不良があっても進めましょう。その方がテストで得点できる力はついていきます。自分の気分で問題集をやってもそれがあなたの志望校の入試対策として優先すべきことかどうかは、過去問をやらない限りわかりませんよ。
「過去問をやるのはしんどい」
→ 過去問をなかなかやらない生徒の本音でしょうね。あれやこれや言い訳してやらずに目標を下げるか、目標に向かって努力するか?あなたが選ぶことです。
以上、ちょっと厳しいことも言いましたが、事実なので伝えました。
ぜひ、正しい努力をしてほしいと思います。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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