国語を勉強する価値が高まっている
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ある塾向けのセミナーに参加してきました。その中から一部をシェアしたいと思います。
講師は、スタディサプリの現代文でも有名な柳生氏。
結論から言うと、今、国語を勉強する価値が高まっている、と。
なぜか？
説明しますね。
娯楽の変化
僕らの時代の娯楽といえば、本やマンガ。
少なくとも文字を読んで楽しむものでした。
今は、動画とゲーム。
これを楽しむために文字を読んで理解する力は不要です。
LINEは文字ですが、「りょ」とか国語と呼べるものではないですね。
つまり、今までは特別な勉強をしなくても、自然に読めるようになった人がほとんど。
英語や数学は勉強しないとできるようにはならないですね。
でも、国語だけは別でした。
あなたがお子さんの勉強を見ていて、他の科目はやってないから忘れたけど、国語ならわかる、ということありますよね。ずっと使っている（自然に勉強している）からです。
国語が自然につく力ではなくなった
でも、今は自然につく力ではくなった、ということ。
特に国語の先生になる人は、文学が好きでいっぱい本を読んできた。
自分が習慣の中で自然にできるようになったものだから、できない子の気持ちがわからない。
だから、国語の先生にどうやって勉強したらいいですか？と聞くと、
（自分は自然にこうなったしなあ、うーん、読書だ！）
で、「本を読みなさい」となってしまう。
間違いではないけど、ただいっぱい読んでも必ず力がつくとは限らない。
大学入試の傾向 全科目で文字数が増えている
新しい共通テストでは、文量が増えて早く正確に読む力が求められています。
柳生先生によれば、大学入試の現代文は
「基礎的読解力」を問うものであると。
基礎的読解力とは、係り受け、指示語、接続表現、レトリック、論理などであって、
筆者の心情を奥深く読み取る力ではない。
もちろん、語彙も大事。
ある研究結果では、
「スラスラ文章を読むためには、その文に使われている語彙の95％を知っている必要がある」
とのこと。
つまり、どうすればいいかをまとめると、語彙・文法・論理の力を高めること。
以上、参考になれば幸いです。
追伸
次のサイトで簡単に読解力を測定できます。よかったらお子さんともやってみてください。
6問でわかる、読解力 読み解くチャレンジhttps://www.sokunousokudoku.net/yomitokun/?param=221024c_y
OS速読解力コース
https://fukui-kateikyousi.com/news/info/26719
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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