英文を速く読むには【速読聴英語】
ブログ「長文読解問題の時間が足りなかった」
学力診断テストを終えた今年の中学3年生に多かった感想です。
お子さんはどうだったでしょうか?
英文を読むスピード WPM
読む速さでWPM(words per minute、1分で読むことができる語数)という単位があります。
中学生で、WPM 50くらいと言われていて、
高校生の平均WPMは75です。(GTECによる)
しかし、実際の高校入試問題や共通テストの英文を見てみると、それでは全然読みきれません・・・
福井の高校入試問題は、3000語くらいあるので、30分で読んで30分で解くとすると、WPM100は必要ということになります。
また、大学入学共通テストは、センターより+1000語で、約5500語になりました。
平均の75WPMで読んでいては、解く時間がありません。全部読んで情報を整理しながら解くには、倍の150WPMが必要と言えます。
英文が速く読めない3つの理由
なぜ読むのが遅いのか?
大きく3つあると思います。
①語彙力
単語や熟語です。ときどき、知らない単語があっても推測しながら大体は読めます。
でも、あまりに知らない単語だらけだと読めませんね。
②文構造がわからない(文型などの文法)
次に、単語が解っても、どこで意味が切れるか、など文構造がわからないと読めません。
例えば、
Many things that we see every day come from overseas.(ニューホライズン中3より)
これを、
Many(たくさんの) things(こと) that we(私たちは) see(みる) every day(毎日) come(くる) from(から) overseas(海外).
と読んでいては、意味がわからなかったり、いろいろ返りながら読んで考えて、とわかるまで時間がかかります。
でも、
Many things(たくさんのこと) that we see every day(←私たちが毎日見る は) come from overseas.(海外からくる)
こんなふうに、意味のかたまりや区切りが分かれば、読みやすくなりますね。
返し読みしなくなれば、さらに速く読めるようになります。
③演習不足
読む量が不足していては、速く読めるようにはなりませんね。
トレーニングが必要です。
速読聴英語
来月から「速読聴英語」というメソッドをオアシスで採用することにしました。
この4月から教科書が変わり、単語数が倍近くなったり、文法も高校から一部下りてきたりで、今年度の中学英語は大変なことになっています。
それで春からいろいろ検討して試行錯誤してきましたが、速読聴英語は①②③の3つの助けになるものだと感じました。
現状、紙ベースの勉強が中心です。個別ゼミで映像授業やっていますが、それも紙のテキストを仕上げるためのものです。
それはそれでいいのですが、英語はタブレットやPC学習と相性の良い教科だと思います。
塾の方では、今までの学習に追加して使っていく予定です。
追伸
速読聴英語は、今手続き中ですが、家庭教師コースの生徒も使えるようになるので、試したい方はご連絡ください。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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