なんで英単語帳で覚えないといけないの？
ブログ「はい、これやろう」と英単語帳をある子（身内です）に渡しました。
すると、「なんで英単語帳やらないといけないの？」と。。。
え？と思いましたが、理由がわからないと、まあ、そう思うか、と（笑）
正直、僕らが中高生のころは、そこまで単語帳やっていた覚えはありません。
文章を読む中で一つ一つ辞書を引いていたわけです。今思えば効率悪かったなあと。
必要な語彙が増える
今年は中学の教科書が新しくなりますね。（来年は高校）
中学英語はニューホライズンでも単語数が激増します。1200語程度だったのが、1891語に。
つまり、高校入試で必要な語彙数=1200語程度だったわけですが、これが激増すると予想されます。
以前はなかった小学英語で600〜700語なので、合わせて2500~2600語必要だと思われます。
高校入試で、倍の量に。
大学受験に必要な語彙を増やすことからこうなっています。
なぜ、単語帳やるといいのか
単語帳をやるべき理由は、見る角度によっていくつかあります。
今回は、効率から見た話で。
いちいち辞書を引かなくてもよくなる
一回一回辞書を引く。これも勉強法として間違っているとまでは言えないでしょう。僕もそうやってきた気がします。このやり方でもものすごい量をこなせば勉強になります。
しかし、一度単語帳で一語一訳でもいいのでインストールしたら・・・パッと日本語の意味が出てくるようなったらどうでしょう。
いちいち辞書を引かなくてもよくなり、時間効率が上がりますね。
また、忘れる・思い出すという、記憶定着に必要なプロセスも単語帳を使うことで効率よくなります。
読解練習がスムーズに進む土台ができる
英語は、単語だけ完璧にしてもそれだけで受験レベルの英文は読めません。（語学センスのある一部の人はそれで読めたりしますが、僕らのような凡人にはムリなことです）
単語・熟語・構文の知識＋文の構造理解（解釈）ができて読めるようになります。
でも、読解の練習がスムーズにできるかどうかは、単語・熟語・構文という土台で決まります。
熟語覚えるのが苦手な高校生へ【オススメ本】
最後に熟語覚えるのが苦手な高校生へ
なかなか熟語が覚えられない、という子は結構います。
その理由は、on, at, inなどの前置詞のイメージを持っていないまま、丸暗記しようとしていることにあります。
そこで、オススメ本の紹介です。
暗記に頼らず、理解することに重きを置いた内容です。
高1基礎ができたくらいからで、共通テスト2割から6割くらいのレベル感です。一度単語帳の熟語や熟語帳やってみたけど苦戦している人や、理解を大事にしたい人に特にオススメ。
以上、何か参考になれば幸いです。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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