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やり始めるまで時間がかかります【モチベーション】

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(2021中学部のテキストが届きました)

「受験生なのにダラダラしてる時間が多いです。やる気を出すにはどうしたらいいのでしょう?」

という相談がありました。

生徒本人からも「勉強をはじめるまでに時間がかかってしまう」という話。

勉強しないとと思いつつ、手をつけるまでにぐずぐずしてしまう。

中学生によくある悩みトップいくつかに入っているかもしれないですね。

やらないといけないけど、つい後回しにしてしまった。こういう経験は誰にでもあるかと思います。

しかし、受験生が「つい、勉強は後回しで違うことをしている」では、上を目指すことはできません。当たり前ですが、やっていることが同じなら、勉強量の多い人の方が受かりやすいです。

じゃあ、どうしたらいいでしょう?

やる気や根性で!というのもありですが、モチベーションは、風船と同じ。上下するものです。

なので、やる気や根性に頼らない解決策を紹介しますね。

1.簡単にできることからやってみる

やる気の出ない最大の理由は、やっている状態にないことにあります。

好きなことは放っておいてもやりたくなりますが、have to(しなければならない)は、自然には行動できません。

運動にジョギングしたいと思っていてもなかなかできないときと似ています。なぜなら、100のことをするのに、0から1にするときに最もエネルギーがいるからです。

一旦走り出せばやる気はいりません。でも、0の時は、走りに行くぞと思いながら、着替えて、運動靴はいて、、と用意することに心理的なエネルギーが必要です。

解決策の一つは、モチベーションがなくてもできることをやってみることです。

走らなくていいから、家で着替えてみる。
走らなくていいから、靴を履いてみるだけ。
走らなくていいから、外に出て歩いてみる。

ここまでくればそれほどやる気はいらないでしょう。気がつけば走れています。

勉強ではたとえば、

  • 楽勝でできる計算問題を一問解いてみる
  • 書かなくていいから、テキストを開いてながめる
  • テキストの知っている英文を口に出してみる
  • 得意な分野の一問一答を読んでみる、解いてみる

0(やっていない状態)から1(レベルは低いけどやっている状態)にするルーティンを作ってみましょう。

それから、ここまでやろう、と決めてはじめればいいですね。

2.家での時間割を作っておく

いつ何をやるかを決めていないと、やる気に頼るしかありません。

何時になったらこれをする、という1日の計画を作って貼っておくのもいいですね。

というのも、これから何をしようかな、とその時になって考えているのは、有効な時間とは言えません。

例えば、もし、学校の時間割がなく、適当にやろう、では難しそうですよね。

だから自由に使える時間にも時間割を決めておくといい。

ご飯、お風呂、寝る時間、数学、英語、など、家でも1週間のスケジュール(時間割)を作っておく。そうすれば、いつになったらやろうかな、と考える無駄な時間をなくすことができますね。

3.タスクをつくる

がっちりスケジュールを作るのはちょっと、という人はタスクで管理するのもいいと思います。タスクとは、やるべきことです。

ある大学生が高校時代にやっていたことに、その日のタスクメモがあります。

学校で、「〇〇の復習」「○ページの解き直し」など、今日家でしたいことをメモに書き出しておくのです。

帰ったらそれをこなし、完了したら趣味の時間にする。趣味の時間を楽しみに勉強していた、とのこと。

(大学受験サポートコースでは、日々のタスクを作っています)

4.好きな音楽を聴きながらはじめる

これも0から1にする工夫の一つです。

個人的には日本語の歌詞のある音楽は生産性を下げると感じていますが、音楽があった方が捗るという難関大合格者もいます。

好きな曲を聴きながらテキストを広げるのも、それで始めやすいならいいんじゃないでしょうか。

ただ、動画はNGです。視覚も使っては勉強できないでしょうから。

以上、4つのアイデアでした。

できそうなことは何ですか?

参考になれば幸いです。


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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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