来年の中学教科書改訂【変化と対策】
ブログ来年度、中学の教科書が改訂されます。(4年ごとに変わります)
で、新しい教科書の分析をしている先生たちから聞くところをまとめると、
- 数学や理科は本質の理解を求める内容になっている
- 内容も増えるので、全教科、ページ数も増える
増えるだけでなく、内容も変わるようです。
たとえば、
新しい中3理科の教科書で変わること(今の中2〜)
遺伝の規則性の分野で「優性と劣性」って習ったの覚えていますか?
丸い種子としわ形の種子をかけあわせて・・・というやつです。
優性形質・・・子に現れる形質
劣性形質・・・子に現れない形質
これが新しい教科書では、
優性→ 顕性(けんせい)
劣性→ 潜性(せんせい)
このように用語が変わるとのこと。
たしかに、優れている・劣っているという漢字と実際の意味がマッチしていないので、今まで違和感がありました。
子に現れる、つまり顕在化するから顕性
子に現れない、つまり潜在化しているから潜性
と言われた方がしっくりくる。
ただし、大人には、という話で、子どもに簡単な漢字ではないかもしれません。
じゃあどうしたらいいか、
言葉を知ろう、言葉の勉強をしておこう、ということになりますね。
よく親御さんと話をしていると、
「社会って読んで覚えるだけですよね」
と言われることがあります。
たしかにそうです。しかし、なかなか覚えられない子の勉強を見ると感じるのは、そもそも読めない。
漢字や言い回しの知識不足から文章の理解ができていなかったりします。
昨年、中3生で中1の歴史の教科書の文章をなかなか理解できない子がいました。いくら覚えろといっても、意味が分からなければ関連付けて覚えることはできませんね。なので自学する時は横に電子辞書などをおいて分からない言葉を調べながら、つまり国語の勉強もしながら読み進めてもらいました。
また、新たらしい教科書ではページ数が増えるということで、ますます読解力が求められますね。
まあ、「本を読んで理解する」というのは、教科書が変わろうがどうなろうが、もともと学力アップへの基本能力だと思いますが。
今回の授業が受けられなかった休校期間中、自学の大切さを感じた人も多かったと思います。
早い段階から、自分で読んで理解していくトレーニングが必要だなと感じています。
これができるようになると今後、学校がどうなったとしても学力をつけていくことができますよ。
追伸
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
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- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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