「なぜ、自分の可能性にフタをするのか?」てっぺん大嶋啓介氏講演より1
ブログこんにちは。笠井です。
10日に「本気の朝礼」で有名なてんっぺんの大嶋啓介さんの講演に参加しました。
いいお話を聞かせていただいたのでシェアしたいと思います。
「失敗するな」は子どものブレーキになっている
「うちの子は人見知りなんです」とお母さんが言い続けると本当に人見知りになる。
「明るい子だ」とお母さんが信じて言い続けると明るい子になる。
有名な話「ノミの話」
ノミは30cm跳べるそうです。しかし、高さ10cmの箱に3日間閉じ込めると、その箱をとっても全てのノミが10cmまでしか跳ばなくなる・・・
なぜか?何度も何度も天井にあたって失敗を経験したから、「どうせ10cmしか飛べない」と自分の可能性を信じなくなるわけですね。
有名な話2「サーカスの象の話」
サーカスでは小象の時から足とくいを鎖(くさり)で結んでおきます。小僧は動き回ろうとするけど、鎖でくいの近くしか動けない。こうして育っていくと、大人になってもくいから離れようとはしないそうです。簡単に抜けるくいなのに・・・
これも「どうせ動けない」と自分で自分の可能性に蓋(ふた)をしてしまっているわけです。
お母さんの言葉にはパワーがある。
「なんでできないの?」「またこんな点数とって!」「やるっていったのにやってないよ!」そんなことを言われ続けて育った子はノミやサーカスの象と同じで、「どうせできないんだな、自分は」と刷り込まれてしまっているのです。
もちろん、頑張ってほしいからという気持ちからの言葉なのに、残念ながら逆効果になっているんですね。
では、10cmしか跳べなくなったノミが30cm跳べるようなるにはどうしたらいいか?
答えは・・・
「30cm跳んでいる他のノミの姿を見せることです」
どんな人に出会うか、どんな人と付き合うか、先輩後輩の姿を見ることで自分で自分にしていた蓋に気がつく。
「可能性のない子なんていません」
以上、大嶋さんのお話より
親が子どもの可能性を信じなくて誰が信じるんでしょう。
「やっぱりできた」「大丈夫」「お前は大器晩成だから大丈夫」「失敗から学べば成長できる」
そんな声掛けをしていきたいですね。
笠井伸春
PS.
自分の可能性を信じて頑張ってきた経験のある家庭教師は、お子さんにとって30cm跳んでるノミなのかもしれません。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること