要点まとめと確認問題の取り組み方(勉強のコツ)
ブログ見開きの左に要点まとめページ、右に確認問題ページのあるテキストを使って勉強している生徒から、質問がありました。
「(2回目以降)復習するときは、どちらのページをしたらいいですか?」
どちらがいいと思いますか?
結論からいうと、効率よく勉強したいなら、右の問題を繰り返すことです。
根拠は、人の記憶のメカニズムにあります。
人は見るだけでは記憶できない
テキストのまとめページは1回目は軽く目を通します。
覚えていないことが多い単元は、マーカーなどで手を動かしながら確認していくのもいいでしょう。
でも、それは1回でOK。書いてあることを何回も見ても、これだけでは、なかなか覚えられるものではないです。
なぜなら、人の脳は、見るだけでは記憶しようとしないからです。
例はいっぱいあります。
- 通学路にある看板に書いてある内容
- 学校の掲示板にはってある掲示物の内容
- 時計の文字の種類、デザイン
毎日目にしているはずなのに、内容までは正確に覚えていませんよね。
つまり、視界に入れるだけ、目で追うだけで覚えるのは難しいことなんです。
じゃあ、覚えたいことはどうやって覚えたらいいでしょう?
コツを2つ紹介しますね。
覚え方のコツ1.声に出す、書く
興味がないことでも、アウトプットを繰り返すと、覚えてしまいます。
アウトプットとは、声に出したり、書いたりすること。
たとえば、校歌とか。覚えていますよね。好きな曲も歌詞もそうですね。
覚えるつもりがなくても、声に出すというアウトプットを繰り返すことで覚えてしまいます。
勉強の場合も同じ。
教室や図書館など声を出しにくい場所なら、口パクでも効果があります。
漢字や用語、英語のスペルなど、書いた方が覚えやすいことは、「書く」というアウトプットを反復することで覚えやすくなります。
覚え方のコツ2.「うろ覚え→思い出す」を繰り返す
勉強する範囲が広くなると、うろ覚えのところも増えてきますよね。
はじめて見る英単語など、2,3回で覚えようとしていませんか?
忘れてもいいんです。忘れるのは仕方ない。
でも、何十回も触れて思い出すことで覚えるものなんです。
覚えるまで繰り返す。一番効率がいいのは、「忘れかけ」のときに、「ああ、そうだった」と思い出すこと。
これを繰り返しましょう。
また、忘れたことやうろ覚えのことが何なのかを分かるには、問題形式になっていないといけません。
というわけで、テキストを進めるときは「問題のページ」をアウトプットしながら復習していきましょう。
このときのコツは、「あっさり」「しつこく」「完璧になるまで何回も」です。
以上、参考になれば幸いです。
追伸
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
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