新しい入試対策【考える力】
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今月も教師に集まってもらい、情報交換や指導方法についての勉強会を開きました。
今回は、新大学入試に向けてどう教えていったらいいのか、というテーマ。
みんなが納得した結論を一つ、シェアしたいと思います。
本質を理解する
オアシスで最高ランクのU先生。
最近では、他の先生から「こういう生徒にこの問題は、どうやって教えたらいいでしょう?」と、質問されることが多くなってきました。
U先生が以前から言っていることは、
「公式や定理を暗記するだけじゃなく、本質をつかめ。それが応用力になる」
たとえば、
なぜ、円の面積の公式は、円周率×半径×半径になるのか?
答えられるでしょうか?
そうなる理由は、小学校の算数の教科書に書いてあります。
ところが、理由を答えられない中高生がほとんど、というのが現状です。
U先生によると藤島・高志・武生や特進上位の生徒でも答えられないといいます。
質問すると、よく言われるのが
「そんなの試験に出ませんよ。答えが出ればいいんでしょ?」
・・・
何年か前までは、それでも得点できました。
ところが、新しい大学入試では、理由を説明させる問題が増えます。
福井県立高校入試問題では、すでに出題されていますよ。
仮説を立てて検証する力が試される
たとえば、今日、中3生から質問のあった高校入試問題がこれ。

発展問題です。解法の暗記だけでは、手が止まってしまう問題かと思います。

ここで詳しい解説はやめておきますが、あたえられた条件から仮説を立てて確かめていく力を見る問題です。
公式に数字を入れて計算するような問題は誰でもできますが、仮説を立てて確かめていく問題は、考える力が必要です。
本質を理解していないと、仮説を立てることもできません・・・
で、この手の応用問題は、今後も増えていくし、個人的にはいいことだと感じています。
「条件から、仮説を立てて検証していく」
これって仕事ができる人のやっていくことそのままではないでしょうか。この力は数学が得点できることだけでなく、将来の役立つスキルにつながるかと思います。
どうでしょう?
答えが○だった、×だった、で、はい終わり、という勉強をしていませんか?
なぜ、そうなるのかを深く考えてみる。
そこから好奇心がわいて、また知りたくなる、理解したくなる、
そんな好循環で、将来役立つような勉強をしたいですね。
追伸

お家の方からいただきました。お気持ちに感謝です。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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