小6、中学入学3ヶ月前にやっておくといいこと(前編)
ブログFROM 笠井伸春
「下の子が小学6年生で
もうすぐ中学になりますが
高校入試に向けて
今からできることはありますか?」
あるお母様からのご質問いただきました。
おすすめしたいことが2つあります。
1. 小学校の内容で大きな弱点をなくす
2. 中1の4月から上位に入る準備をしておく
一つずつ説明しますね。
うちの個別や家庭教師では小中高という長い期間、
1人の生徒を見させてもらうことがあります。
小6・中1からはじめて
高校入試まで、
その中で大学進学希望の場合は
大学受験まで見る生徒も少なくないです。
これは小学校や中学校の先生との違いだと思っていて
学年を超えた学習の流れの大切さを感じています。
マンツーマン指導でよく依頼されるのが
「苦手分野の克服」です。
弱点があると中1から起こる負のサイクル
中1の1学期から苦手分野ができた
↓
戻って復習するのに別に時間をとる
↓
宿題に追われ、時間が足りなく予習なんてする余裕はない
↓
準備不足のまま、どんどん授業は進む
↓
苦手分野が増える、テストにも間に合わない
↓
何から手をつけていいのかわからない・・・
上の1と2をしていないと
こういうことが起きやすくなってしまいます。
プロ講師だと
今の学習内容にも対応しながら弱点の復習もできますが、
成果が出るまでには
本人がシフトアップして
がんばる時間は必要になります。
実際、対策をしなければ
中1の差がそのまま高校入試まで続いていく子がほとんど。
つまり、高校入試を考えるなら
中1春の成績は注目すべきだということですね。
ご質問いただいたお母様は
上のお子さんが中学3年生なので
早めにそのことを感じられたのかと思います。
さて、ここからが本題です。
藤島・高志の高校生は
必ずしももともと勉強ができたタイプの子ばかりではないんですよ。
とても苦手な教科がある子もいるし、
理解するのに時間のかかることも多い普通の子です。
じゃあ、何をやっていたかというと
最初に伝えたこの2つを中学前にしておくんです。
今くらいの時期から。
1. 小学校の内容で大きな弱点をなくす
2. 中1の4月から上位に入る準備をしておく
もし、中学受験をするわけでもなく、
小学校の範囲をだいたい理解しているなら、
2からはじめましょう。
1を重視しすぎると
重箱の隅をつつくように弱点を探すことに・・・
モチベーション下がるし、そこまでしなくても大丈夫です。
予習は楽しい
普通の子が中1春で上位に入るためには
入学前の3ヶ月間で中学の予習をしておくことです。
正直言うと、弱点を復習するだけの勉強は楽しくないですが、
新しいことを予習するのは楽しいです。
方法さえ間違えなければ、
中学のスタートを楽しみしながら勉強も進むでしょう。
はずせないのは、数学と英語。
中1で差が出ると
あとで追いつくのにエネルギーのいる教科です。
先手をとる学習サイクル
今予習しておいたことは
3ヶ月後の学校の授業でいい復習になります。
そのあとのことですが
中1春からの学校の定期テストや
確認テストを目安にすると
定期テスト2週間前までに全範囲のインプットをしておく
※学校では1週間前までかかるので、自分で終わらせておく
(予習型の指導ではこれをやっています)
↓
多くの生徒が1週間であわててテスト対策をする中、
2週間、余裕をもって演習できる
気がつけばちょっと長くなったので、
入学3ヶ月前からの具体的な予習の仕方は
次回にしますね(続く)
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること