中学理科 水溶液の濃度 正答率47.3% (全国学力テストより)
ブログFROM 笠井伸春
先日、
4月にあった全国学力テストの結果がでました。
小中ともに
算数・数学の「割合」を
苦手としている子が多いということがわかりました。
たとえば中学では
アルミニウムを原子記号で表す
という問題は、正答率83.7%
だったのに
この水溶液の濃度を求めるという問題は
正答率47.3%と
半分を切っていました。
(正解は、順番にB、A)
これも「割合」の考え方を使いますね。
わかっている人にとっては
濃度 = 食塩(g) / 水溶液(g) だから
3/(3+97)で、簡単にわかる基礎問題。
割合と濃度の意味がわかっていれば、
全体に対する食塩の割合だっていう
イメージがあるので間違えません。
でも、小学校のとき
割合をイメージできちんと理解していないままだと、
数学だけでなく
理科などいろんな分野で
苦手が広がってしまいます。
うちの生徒でも
なんとなく理科の計算が苦手という子は多いですが、
原因は割合の理解不足だった、ということが多いです。
理数科目はわからないところを
放っておくと後々が大変。
仮に2割わからないところができると・・・
最初は、0.8
次の単元では
そのうちの8割なので 0.8 × 0.8で 0.64
その次は 0.64 × 0.8で 0.512 と
5割くらいの理解度になってしまうんです。
公式丸暗記でそれもあいまいだと
応用だけでなく、上の基礎問題でも
あやふやになってしまうんですね。
お子さんは、上の問題をすんなり解けるでしょうか?
もし、できないようなら
小6、小5と理解不足のところまで
戻ってからやり直すことでわかるようになりますよ。
どこからやっていいか
はっきりしない場合は
早めに相談してほしいと思います。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること