FROM 笠井伸春

「中学のときから
塾も家庭教師も嫌がります。

自分でやるからとやってきたんですが、
このままでは志望大学には届きません･･･」

お家の方から相談がありました。

 

もし、
「がんばって勉強しているのに
成果を実感できないなあ」と感じているなら、

原因は
「守破離(しゅはり)」の「守」を飛ばして
いきなり「離」からやっているからです。

守破離は、千利休の言葉から生まれた、
勉強でも仕事でもスポーツでも趣味でも
なんでも効率よくスキルアップするための方法論です。

守: 初級段階。師の教え、やり方(流儀)をそのまま学び、守る
破: 師のやり方を極めたあとに、他のやり方を研究すること
離: 師から離れ、自分流を確立する

つまり、「守」を飛ばして
「離」をやるっていうのは、
いきなり「自分流」でやること。

まれに、自分流で
成績優秀な秀才タイプもいますね。

でも、ほとんどの人は
効率が良くない勉強法になっています。

 

スポーツもそうではないですか?

たとえば、野球がうまくなりたいと
誰にも学ばず、素振りのコツもわからないまま
ホームランを打つ練習をひたすらやっているようなもの。

仕事もそうなんです。
できる人は、成果の出ている先輩のやり方を徹底的にマネします。
その後に他のパターンも研究して自分の形になる。

勉強の場合ですが
こういうことをしていませんか?

次々に新しい問題集を解きまくる
毎日10個ずつ新しい英単語を暗記しようとする

これらは間違った勉強法です。
効率よくは伸びません･･･

 

学校では勉強は教えてもらっても
自主学習のやり方自体はあまり教えてもらえません。

まずは、自分の考えは捨てて
成果の出ることが証明されている
やり方を徹底的にマネする。

基本が身についた後に
他のやり方も試してみてからの自分流ならOK

受験までは時間が限られています。

せっかくの努力がムダにならないように
「守破離」の方法論で成果を出したいですね。

 

笠井伸春

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◆執筆者紹介

笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ（カテナビ）主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。

高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか？」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
• 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること