負のスパイラルから抜けろ 塾・家庭教師選びの落とし穴
ブログFROM 笠井伸春
(家庭教師のオアシス 面談スペース)
「学校の授業について行けず、
塾に通うようにしたんですが、
成績は下がっていく一方です」
先日の面談で、ある中学生の親御さんからのご相談。
学校の宿題も答えを写している状態で、
塾の宿題もこなせていない様子とのこと。
詳しくお話しを聞いてわかりました。
負のスパイラルにはまっている、と。
塾・家庭教師選びで起こる負のスパイラル
学校の授業でわからないことが増えてきた
↓
宿題が多い学校だけど、
わからないので答えを写すことが増えてくる
↓
あせって塾に行く
その塾で新たな教材が増える
↓
ますます、理解のための時間がなくなり、学習の消化不良が進む
↓
学校の授業は進み続け
ますますわからないことが増えていく
・・・
どうしたらいいと思いますか?
この親御さんと生徒には
「家庭教師で学校の宿題をやりましょう」と
アドバイスしました。
今、学校で習っていることをできるようにする
学校の宿題は、
まさに今習っていることの
理解と定着をするためのもの。
そこをおろそかにして、
進学塾などで違う教材を追加して
カリキュラムを増やすのは逆効果。
一番大事なのは、
塾の授業ではなく、
学校の授業をわかるようにすることです。
がんばって学校で授業を受けているのに
内容がわからないまま、座っているのはつらいですよね。
学習指導の講師の中には
勉強が得意で挫折がないまま進んできた人も多い。
だから、授業がわからない、という気持ちが
実感できない人も多いと感じています。
でも、本人はつらいです。間違いなく。
そこから不登校になるケースもよくありますから。
まずは学校の教科書とワークから
おろそかにしがちなんですが、
やっぱり、教科書と学校の副教材を最優先にすること。
そこさえおさえれば、
学校の授業がわかるようになってきます。
○○高校入試対策講座などは
それができた上での話。
学校でわからないところがあると感じていないですか?
それなら、集団塾とか教材ありきのところではなく、
マンツーマンで学校の宿題も見てくれる塾・家庭教師がいいですね。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
>> 笠井伸春ブログ一覧 <<
◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
15