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勉強する意味

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FROM 笠井伸春

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「良い学校に進むのが目的じゃないんです。
勉強に前向きに頑張れるようになってほしいんです」

最近、面談したある中学生のご両親の言葉。

もし、あなたが僕と似ている価値観なら
きっと同感でしょう。

この受験生の子は
学診や福井新聞模試などでも成績が下がり気味で
自信を失っている、とのこと。

わが子の落ち込んでいる姿を見るのはつらいものです。

僕も小学生の娘がいますが
成績はどうであろうが、
何よりも生き生きと前向きに過ごしてほしい、と。

目標として
志望校の合格圏内を目指すのは当然のことでしょう。
でも、そこが人生のゴールじゃないですから。

どこの学校に進もうが
人生は続いていく。

社会に出て大事になってくるのは
どこの学校出身か、とか
テストで何点取ってた、とか
模試で何番だった、とか

ではなく、

どんな人物であるか。

 

Have、Do、Beの話があります。

Have: 欲しいもの、持っているもの
D: やりたいこと、やってきたこと
Be: なりたい姿、どんな人物か

どれも人間の欲としてあるわけですが、
この年になるとBeって大事だよなって
強く感じるようになってきました。

極論、人間いつか死ぬわけですが、
死んだ後、周りにどう言われたいか。

あの人は○○を持ってたなあ(Have)
あの人は○○をしたなあ(Do)
あの人は○○な人物だったなあ(Be)

言われてみたいのはどれですか?
尊敬できるのはどれでしょう。

僕はまだまだ修行中ですが、
やはり3つ目を目指したい。

「学歴」は、卒業したら
どれかと言えばHaveに入ると思います。

 

だから、
成績が下がってきて
自信をなくしている子を見ると
たかが勉強なのになって思うこともあります。

勉強する目的で価値あることだなって思うのは
できる、楽しいという経験から
「やればできる自分なんだ。次もやってやろう」
と感じられるようになれること。

これってすばらいことですよね。

正しいやり方で
努力すれば必ず結果につながります。

自己実現に近づくように
努力を続けてほしいですね。

それでは、
今日も実りある1日を。

 

笠井伸春

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◆執筆者紹介

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笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。

高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
  • 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること

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