教師の90%が他の教師よりも自分の方が優れていると思っている
ブログFROM 笠井伸春
夏休みの宿題小5算数より
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100m高度が上がるごとに
気温が0.6度下がるとします。
高度1000mで気温は10.7度でした。
高度2200m地点は何度でしょう?
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子どもから教えてほしい、と。
(上の写真はその解説)
長くやってますから
どうやって説明すれば
理解できるかはわかるつもりです。
(数式だけではわからない様子なら
図表を使うと理解しやすいですね)
中高生に教えていても
この問題は3分で理解させようとか
目標を持ったり、
よし、2分で理解させることができたとか
内心うれしく感じることがあったりします・・・
とか思っていたところ、
休日の読書で
はっとさせられるデータを知りました。
ある行動心理学の専門家によると
ドライバーの70%が他のドライバーよりも運転がうまいと思っている
教師の90%が他の教師よりも自分の方が優れていると思っている
なかなか衝撃的ですよね。
だって、10人いたら
「優れている」と思っていいのは
多くても上位5人までのはず。
それが10人中9人の教師が他の教師より
優れている、と思ってしまってる・・・
でもこのデータ、わかる気がします。
おごりと過信。
自分のどうでもいいような
小さいプライドに気がつかずに
「人より優れている」なんて思っていたら・・・
自分のスキルは
低いところで止まってしまいますね。
もっとより良いやり方があるはず、と
日々指導方法を研究しているのは少数派でしょう。
そういう少数派の
本当の意味ですぐれた
教師チームでありたい、と思います。
それでは、
今日も実りある1日を。
笠井伸春
追伸
小5算数より 説明させる問題
こういう問題、聞かれて困っていませんか?
説明するのが難しくなってきたり
教えている時間がなかったりしているようでしたら
僕ら専門家に任せてほしいと思います。。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること
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