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不登校になる危険因子

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FROM 笠井伸春

昨日に引き続き、
先日参加したセミナーの内容をシェアしたいと思います。

次のテーマは不登校に関することを
科学的に考える、というお話。

 

うちでも不登校生や不登校ぎみの子、
保健室・相談室登校の子の勉強をみています。

一人ひとりをみれば
教室に入れなくなった理由はそれぞれです。
中には本人にも理由がわからないこともあります。

それを統計から分析してみれば
対策も見えてくる、いう考え方です。
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(n=2500, 子どもみんなプロジェクト事務局様より)

この専門の先生から紹介された資料。
登校問題には危険因子と保護因子がある、というもの。

危険因子というのは、
必ず不登校になるわけではなく、
統計的に割合が多くなっている、ということ。

たとえば、
病気になる危険因子でいえば、
タバコを吸っている人は
吸っていない人より何倍肺がんになっている、
というデータとか聞きますよね。

だから健康になりたければ、
タバコをやめれば、
危険因子を減らせばリスクが少なくなりますよ。

というのとだいたい同じものですね。

 

で、このデータには気になる数字が多いです。

たとえば、
友達の人数が多い、と答えている子は0.7倍。
つまり3割ほど不登校になりにくい。

逆に、
孤立(友達がいないと回答)の場合は、4.30倍。
などなど。

 

ここで、僕が注目したいのは・・・

成績が自己評価で50点未満だという子は
2.32倍不登校(または不登校ぎみ)になりやすい
ということ。

実際の点数ではなく、
「自己評価」です。

つまり、実際のテストの点数に関係なく、ということ。

「自分はできる」と思っているなら
自己評価は50以上にはなりますよね。

 

中には必要以上に自己評価が
下がってしまっている子もいます。

だいたい小学校の高学年くらいから
発展的な内容になり、

テストの点数が下がってきて
「ああ、自分はできないんだ・・・」
と思ってしまう・・・

そういうときは、
できていたところまで戻ってみましょう。

できるようなった部分、
成長しているところは誰にでもあると
わかるはずです。

自己評価を高めるには
その成長をきちんと認識させてあげること。

「ああ、そういうことか」
「わかるって楽しい」
「これならできるかも」

そう思えるような授業を
続けていきたいな、と再認識しました。

それでは、
よい週末を。

 

笠井伸春

追伸
もし、わが子には個別のサポートが必要と感じているなら
ぜひご相談ください。

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◆執筆者紹介

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笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。

高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り

「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
  • 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること

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