できなくていい問題ですよね?
ブログFROM 笠井伸春
最近、
中学3年生(高校受験生)からの
体験レッスンのお申し込みを多くいただいています。
今週は
坂井市、福井市、若狭町などのお宅に訪問しています。
(福井市丸山教室での面談も何件かあります)
毎年そうなんですが、
今年も11月9日・10日にある学力診断テスト(学診)が
近づいていきたことも理由にありますね。
福井の場合、
学診は受験する高校を決める上で大事な試験。
(H27数学より)
中1始めのころの基礎的な問題から・・・
試行錯誤が必要な問題まで
毎年、実力を試す良問が出題されています。
以前、生徒からこう聞かれました。
「学診の図形の最後の問題の(3)は難しすぎるから
やらなくていいんですよね?
塾の先生が言ってました」
確かに、この設問は
多くの中学生にとっては
かなりの難易度です。
平均的な大学生でも
手こずるようなレベルの年もあります。
(そ、そこに補助線ひくのかぁ・・、のように)
それに、配点は
(1)(2)が5点で、
(3)が4点。
(3)が一番時間を多く使うのに
合計点が大きく上がるわけではないんです。
試験は時間との戦いなので、
解けない問題に時間を浪費するくらいなら
できる問題の見直しをしたほうがいいでしょ、
という考えですね。
僕もそれは当然だと思います。
それでも、、、
僕はヒントを出しながら
本人に考えさせながら
答えが出るまで解説するようにしています。
ねばって考える習慣を
テスト本番では
できない問題は見切って
正解できる問題をしっかり正答する、
ということは当然のこと。
一つの問題にこだわって
できるはずの問題で時間が足りなかった、
なんてことにはならないようにしましょう。
でも、
試行錯誤したり、
深く考えることを
あきらめてはダメ。
過去問やるときは
一度時間で区切ったあと、
丸付けをする前に
じっくりと考えてほしい。
すぐに数字には表れないかもしれないけど、
繰り返しているうちに
実力がついてきます。
こういう見方で考えていったらできた!
そのときのうれしさは
できた人にだけ分かることです。
普段から
すぐあきらめようとする習慣と
もっと考えてみようとする習慣、
その差は大きいですよ。
ねばって考える習慣は
将来の人生を支える習慣になっていくと思います。
入試って本人にとっては大変なことですが、
大きく成長できる数少ないチャンスですね。
今日も実りある一日を。
笠井伸春
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。
高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り
「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える能力なんじゃないか?」
と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
- 成果につなげるため、家庭教師の授業がない日でも効果的な家庭学習が自分でできるようになること