大事にしたい言葉ってありますよね。人生の指針にしたいこと。

たとえば「他人のせいにしない、自分の責任」

素晴らしい心がけだと思うし、基本的に僕もそう思って生きたいです。その方が学びが多いでしょうから。

そういうお考えのお家の方から

「先生のせいじゃない。本人の努力次第だと思いますが」という相談がありました。

言いにくいことですが、ダメな指導をしている先生は一定数います。特に自分の指導法は絶対に正しいんだという思い込みのある先生に多い。

その指導法でうまくいく生徒がいるものだから、うまくいかないときは生徒のせいにしちゃうんですね。

自己肯定感を下げる言葉はNG

質問したときに「前に説明したでしょ？なんでできないの？」と塾講師に言われて、へこんだ、もう質問しにくくなった、ということでした。（他の塾の話ですよ）

こういうのは、NGワードにすべきです。（オアシスの講師マニュアルではNG）

なんとなくモチベが下がっている状態のときに、強い言葉で叱咤激励すると、プラスになる場合もあるでしょう。

でも、精一杯やっている子に、なんでできないんだと叱ったり、もっと頑張れ！というのは、違いますね。そんなことしたら、ただ辛くするだけで、生徒にとってマイナスにしかなりません。

精一杯やっている子に伝えるべきは、どうやったらいいか、という方法論です。根性論ではなく。

うちでも、評判の良い先生や伸ばすのがうまい先生は、生徒にやればできるんだという希望を与えるのがうまい。プラスの声かけが基本です。

正しい勉強方法で努力すれば、誰でも必ず成長しますから。

そんなことを思った出来事でした。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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