塾と家庭教師、どっちがいいですか？
ブログ「塾と家庭教師、どっちがいいですか？」
中学3年生のお家の方からの相談がありました。
迷いますよね。両方とも体験授業で試してみるのもいいでしょう。
このテーマについては、何年か前に分析してまとめたことがあります。
基本的な考え方ですので興味のある方はご参考にどうぞ。
これは塾・家庭教師・進研ゼミなどの通信教材のどれが優れているか？という問題ではないのです。
学習手段に良いも悪いもないということ。
ですが、お子さんに合った手段を選ぶことできます。
それは「今、あなたのお子さんがどんな状態か」を知ることからはじまります。次の図を意識できれば、今後大きく誤ることはなくなるでしょう。
2つの要素、モチベーション（やる気）と自学力。
※今の成績や学力は関係ありません。
モチベーションとは、どれだけ勉強することに前向きか？
自学力とは、どれだけ自分の学習方法を確立しているか？
（勉強のやり方が分かっているか？）
この図の中であなたのお子さんはどこにいますか？
その次の図がお子さんのタイプ別の最適な学習環境のイメージです。
これを分かっていないと、大切な時間と費用を無駄にしてしまうことになるかもしれません。
例えば、左下の「どう勉強すればよいか分からず、意識も低くなっている」状態なのに、右上の状態に適した集団塾に通うことにしたら・・・
先生の解説を聞いても定着の仕方が分からないので、学校の授業時間が少し増えただけ、という結果になってしまうこともあります。
最悪、ただ友達に会いに行っているだけ、なんてことにもなりかねません。（実際、そういう話はよく聞きます）
仮に、自学力もモチベーションも十分に高い右上の状態なら、「自習」の時間を多く持つことが効率のよい学習です。
このとき、親としてできることがあるとすれば、教材や学習スペースを整えてあげることになるかと思います。
一方、お子さんが右上以外にいるなら、教材を整えてもあまり意味がありません。活用の仕方が分かっていて実践しないかぎり成果は出ないからです。
では、この時に最適な学習サポートは何でしょう？それは・・・教材などのツールではなく、きめ細かい「指導力」です。
「指導力」とはつまり導いてくれる人の力です。テキストや通信教材などのモノではなく、人によるきめ細かいサポートが最も効果的なのです。
追伸
以上の解説動画です。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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