過去問ばかりやってていいのでしょうか?
ブログさて、
「うちの子の場合、過去問ばかりやってていいのでしょうか?
知識がとっ散らかるというか、まだ基本知識の定着していった方が効率が良いのではないかと・・・」
相談いただきました。これはよく聞くお悩みの一つです。
この不安というか、迷いは、よくわかります。
実際に、これについては、プロ講師の間でも意見が分かれます。
僕の結論から言いますと、過去問演習を受験勉強の基本にすることは、合格に近づくための絶対条件です。
直前に過去問を減らす戦略は、うまくいく生徒もいないことはないですが、大体は得点を最大化できずに失敗します。
例えば、こういう意見を聞くことがあります。
基本ワークは、基礎・土台
過去問は、応用
だから、基本ワークが完成してから過去問をするのが良い、
という先生もいます。
しかし、これには間違いがあります。
過去問は、応用だけではない
ということですね。
過去問は、単元もバラバラ。難易度も、基礎的な知識から、知識を利用して考える応用まで散らばってできています。
基本的な問題集と過去問の関係は?
片山先生から聞いた例え話があって、これが一番わかりやすいと思った話なので、紹介しますね。
スポーツに例えると、
基本的な問題集とは、基本練習。
過去問(または本番形式の実践問題集)とは、練習試合。
腹筋とか素振りとか、基本練習ばかりやっていて、練習試合をあまりやらずに、大会で優勝しようとかないですよね。
スポーツで勝つ人には、本番形式の練習や練習試合を多く積んで、課題がみつかったら練習するという人が多いと思います。
こう考えるとわかりやすいですね。
問題集に逃げない
基本の問題集をやっていると、単元ごとにできるようになるので、安心できます。
部活の基本練習を積むと、充実感があるのと同じです。
それもやってはダメではないですよ。やるかやらないかといったらやるべきです。
しかし、入試にはタイムリミットがあるので、完璧は目指せません。
過去問ができなくて不安になっても、不完全を感じても突き進んでください。
(※もちろん、復習しながらは前提ですよ)
入試直前に、過去問を重視するのは受験勉強の基本です。
以上、参考になれば幸いです。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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