日曜日。9時半〜17時まで、昼食休憩以外は、ぶっ通しの過去問演習・直し・ポイントの復習という企画を行いました。

「1日でこんなに勉強したのは、生まれて初めてです」（中2）

「疲れました」（中3）

「自分の限界が上がった気がします」（中3）

「（結構忘れていた用語もあったことがわかって）テスト本番前にやっておいてよかったです」（中3）

という、狙い通りの感想。

ギリギリの子もいましたが、結果、全員時間内でクリア。5教科の演習と直しと復習、全部終わるまで帰さないつもりでした（この辺りが「鬼」ということで笑）

僕も朝から夕方まで解説と生徒ごとの復習ポイント探り、一人一人の勉強の進め方をガッツリ見させてもらった、なかなかハードな一日でした。

しかし僕にとっても有意義でした。全科目の演習から直しまで付き合うと、その生徒の特性がよく見えてきて、指導のやり方について気づきがあります。

量が質を凌駕することがある

勉強の質を上げることが、僕らの仕事です。

しかし、量が質を凌駕するのもまた本当のことだと思います。

質も量も良ければベストですが、多少勉強内容が良くないとしても、それを吹き飛ばすのが量です。

意識の高い高校生は、週間目標を示してあげると、頑張ってやってくれます。

しかし、中学時代、受験生の意識がない時期に、自分の勉強ができる子の方が少ないです。受験が初めてなので、どれくらいやればいいのか知らないのが大きな理由でしょう。

だからこそ、今やっておくこと、できる自分を作っていくことを応援したいです。

また企画するのでタイミングの合う子はぜひ参加してもらいたいと思います。

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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

• 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
• 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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