字が汚いです。いくら注意しても直りません・・・
ブログ「字が汚いです。いくら注意しても直りません・・・」
ある中学1年生のお母様からのお話。小学生のころからだそうです。
お家の方、特に男の子のお母様のよくある悩みのタネの一つかなと思います。
中学以降、学力は字のきれいさに比例しない
結論からいうと、注意しないくらいの方がいい、というのが僕の意見です。小学校の国語の先生には怒られそうですが・・・
しかし、中高生の字のきれいさと学力(ここでは得点力とします)は関係がないと思います。
統計データ的なものがあるのかは知らないのですが、いろんな方を見ていてそう思うし、僕の周りのプロ講師の話を聞いても、たぶん関係ない、という意見がほとんどです。
少なくても、得点力は字のきれいさに比例はしていません。
面接などで、センター試験9割レベルの人の字をよく見ますが、普通に汚かったり、読める程度に雑に書く人も多いです。
でも、そんな人でも、書道なんかではきれいに書けたりするんですよ。
つまり、勉強できる人の多くは、丁寧に書くことより、速く書くことを無意識に優先しているんですね。
(速くてきれいな字を書かれる方もまれにいらっしゃいます。すごいですね)
字をきれいに書くように言い過ぎるとやる気は下がる
小学校のときは、あなたも「字は、きれいに書きなさい」と言われ育ったんじゃないでしょうか?
子どもにもきれいな字を書いてほしい、という心情は当然かと思います。
しかし、きれいに書くことを目的にしても、書道以外の科目では特に意味がありません。
きれいな文字式を書いたからとってい、数式が解けるようになるものではないです。
また、あえて速さを求めて書いている子に、「きれいに書け」としつこくいえば、モチベーションが下がるでしょう。それはもったいないですね。
それに一度言われたから、きれいに書き続けよう、ともなりません。また元に戻るでしょう。人の特性の部分なので、簡単には変わりません。
それなら注意しないで、考えることに集中させた方がいい、と僕は思います。
丁寧に書かせすぎると、勉強効率は下がる
もう一つ言うと、
丁寧に書くことを意識しすぎて書くのが遅い子もいます。特にまじめな女の子。
小学校のときに言われたとおり、とにかく丁寧に書く。素直だし真面目でいいですね。
しかし、きれいな字で、きれいなノートを作ることをゴールにしてしまう状態までいくと、同じことでも時間がかかるので、学力を伸ばすのに苦労することがあります。
自分で勉強するときは、速い方がはかどります。
勉強とは、「理解すること」「覚えること」「できるようになること」を目的にすることを忘れずに。
もちろん、人に見せるときは読める字で書く
ただし、なんでもそうですが、限度はあります。
自分の勉強のときは雑に書いてもいいですが、テスト本番で読めない字を書いていては点になりません。
当然ですが、人に見せるものは、読みやすい字で書くようにしましょう。
わかってたのに読めなくて×とか、もったいなさ過ぎです。
まとめ
親としては、気にしすぎない。注意しないくらいが良い
丁寧に書くことを目的にしない。効率よく勉強する
ただし、テストや提出物では相手に読みやすい字で書く
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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