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親の言うことを聞きません【反抗期の子どもへの接し方】

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さきほど、あるお母さんの悩みを読ませていただきました。

報告書をオンラインにしてから、毎日、すべての報告書に目を通しています。

で、紙の報告書のときからもそうですが、よく聞くお母さんの悩みがあります。

「見直しが大事だというのですが、言うことを聞きません」
「何回言っても反発するだけ」
「はげしく、反抗期まっただ中です・・・」

反抗期の子どもへの接し方問題。

近い大人に反発したくなる年頃に、人生では受験があるわけです。
子どもは反抗期、でも、勉強も心配。接し方に困ることはないですか?

オススメの解決策は・・・

勉強のことは家庭教師(担当講師)に言ってもらい、
親子ではそれ以外のことを話す

これが、健全な親子関係を保ちつつ、勉強面でもサポートしてあげられる方法の一つだと感じています。

親から勉強のことを言われると腹が立つ

なぜか分からないけど、イライラする。勉強のことを言われると腹が立つ。

まれに反抗期らしいものがない子もいますが、だいたいは反発したくなる時期があるものでしょう。

そんなときに、「勉強しなさい」とか「勉強はこうするものだ」といっても聞きません。

言うと怒るから、何も言えなくなってしまった。お父さんは「ほうっておけばいい」と放任状態。勉強以外のことも親に話さなくなってしまった。

そういう話をよく聞きますが、ちょっとさみしいですよね。

その状態から家庭教師を通じて、改善した例は多くあります。

何を言うかではなく、誰が言うか

「前回、間違えた問題あったよね?その復習からやってみよう」

やり方として正論です。

しかし、これを親が言っても聞きません。正論かどうかは反発している子には関係がないのです。

野球がうまくなりたいという子に、親が「鏡で自分のフォームを見ながら素振りをしろ」と言っても、聞かないかもしれません。

でも、同じことを野球教室の実力のあるコーチから聞いたら、「よし、やろう」と素直に聞けるでしょう。

反抗期の子どもへの接し方

勉強のことで言いたいことがあるときは、僕らに依頼してほしいと思います。

ほとんどの子が素直に耳を傾けてくれます。

親からは勉強以外のことを話すようにします。

以前、関わったご家庭の話

「親から勉強のことは言われないんだ、と感じると、安心できたのか、小学生のころのようにいろんなことを話してくれるようになりました」

勉強のことでの悩みも口にするようになったが、アドバイスはしないで話を聞くだけにした、とのことでした。(このお母さんは、これはまずいと思ったときにコーチングの勉強もされたようです)

実は、その裏では担当の講師とよくやりとりしていました。

家庭教師に言ってもらうときのコツ

たとえば、「社会のテスト直しが多すぎて心配。ちゃんと復習してほしい」

これを先生に伝えたとします。
このとき、「私から言ったことは子どもには内緒で」と加えてください。

親と子と先生の関係性にもよりますが、そういうやりとりに慣れていない先生だとそのまま言っちゃうかもしれないので。

(おまけ)食事中は絶対に叱らない。小言を言わない。

ご家庭での会話のコツ、おまけです。

食事中は、何があっても叱ったり、マイナス面を口にしてはいけません。心身の健康に害しかないからです。

「食事中は、絶対に小言を言わない。100%安心できる時間にすること。その安心が何かに向かうエネルギーになる」

あまり根拠のないことは言わないようにしているつもりですが、これは以前、ある不登校生専門の先生から学んだこと。うちのルールにしていることでもあります。

以上、何か参考になれば幸いです。


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◆執筆者紹介

笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰

単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。

主眼にしているのは、

  • 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
  • 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと

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