「前のテストの点数が悪かったので、やる気が出ません」(やる気の出し方)
ブログ「前のテストの点数が悪かったので、やる気が出ません。どうしたらいいでしょう?」
ある生徒からずいぶんとストレートなお悩み相談がありました。。。
できることには前向きになりやすいし、自分の思うようにできないと気持ちも下がってくる。自然な心の動きなのかもしれないですね。
口にはしなくても似たようなことを思ってしまう人は多いのではないでしょうか。
生徒の状況によるんですが、この生徒にはこうアドバイスしました。
「じゃあ、とりあえず数学で90〜100点目指してみようか。きみなら楽勝やと思うよ」
「ええ?そうなんですか」
(テスト範囲のプリントの宿題があるようなので)
「その宿題をやってみて、間違ったところ・できないところが何かをチェックしてみて。
間違っても気にしなくていい。できない問題がどれかをチェックするだけ。これがステップ1」
「はい」
「そしたら、チェックしたのと似ている問題を問題集から探して、できるまで練習しよう。できるようになるまで何回かかってもいい。
できない問題がなくなったら、全部できるようになったわけだから満点とれてもおかしくない。簡単やろ?」
「ああ、なるほど、なんかできるような気がしてきました」
表情が変わってやる気になったようです。
だましているわけでも何でもなく、これが勉強の基本。効率よく量をこなせば、実力も上がっていきます。
でも、やらないと何も変わりません。だから、まずは「できちゃうかも」と感じること。ここからですね。
勉強で自信を失いかけている人へ
自信や不安は、行動にブレーキをかけてしまいます。
やらないとなあ、と思いつつ、
でも、やってもムリなんじゃ?とも思っている状態は
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもの。
実行力が下がってしまうので、本当に達成度も下がってしまいます。
じゃあ、どうやたったらブレーキが外れるかというと、
できたらいいな、というワクワクする目標と
できる方法を知っておくことだと思います。
勉強できないと思っている子に「平均点を目指そう」という人も多いんですが、それってあまりワクワクしないのでは?
だから、目標は今の自分で決めるんじゃなくて、できたらすごいなあ、というレベルがいいですね。
それよりも、1つの教科、もしくは、とても狭い範囲でいいので、
「ここなら得意です!」と言える分野をつくるところからやってみましょう。
たとえば、歴史のこのページだけは教科書覚えちゃった、とか
この範囲の漢字は何回もやって全部書けるようになった、とかならできるはずです。
一つでもいいので得意なところをつくると、メンタル以外でもいいことがあります。
それは、「こうやってやると覚えやすい」とか「こう進めるとできるようになるんだな」という勉強のコツが身につきやすいこと。
その勉強のやり方が他の分野や教科にも使えるので、結果、全体の成績も上がりやすくなりますよ。
追伸
うまくいっている生徒なんですが、理由は2つあるかと思います。
①素直さ・・・教えた方法をそのままやってくれています。勉強の質が上がりました。
②実行力・・・量をこなしています。さらに加速すればもっとすごいことになりそうです。
他の子も、やった分だけの実力は間違いなく上がっています。それぞれ課題はありますが、自信を持って進んでほしいですね。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
個別指導塾・家庭教師のオアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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