(授業の聞き方が良くなるコツ)生徒に説明してもらう(指導方法)
ブログいつもお世話になっているムッシュトリイ先生が塾向けに情報を提供されています。
今週その中から、なるほどと思った情報があったので一つ紹介しますね。
(前略)
さて、私は先日、「『勉強が苦手な子』と『得意な子』の決定的な差」について、精神科医・作家である樺沢紫苑氏の文章を読み、なるほどと思いました。
皆様も既に納得されていることと存じますが、勉強で成果を出すポイントは、インプット3、アウトプット7の割合だそうです。
勉強でいうなら、教科書を読むのがインプット、問題集を解いたり、理解した内容を友人に説明したりするのがアウトプットになります。
また、本を読むにしても「書き込み」をしたり、アンダーラインを引きながら読むだけで、脳幹網様体賦活系というところが活性化され、脳への定着が良くなるそうです。
また、ロンドン大学の研究では、あるものを暗記してもらう実験を、次の2つのグループに分けて行った結果が出ているそうです。
1つのグループには「これが終わった後にテストをしますので暗記して下さい」と言います。
もう1つのグループには「これが終わった後に他の人に教えてもらいますので、ちゃんと記憶しておいて下さい」と言います。
この実験では、後者のグループの方が高い点をとったそうです。塾内においても、このような方式がとれると面白いだろうなと感じました。
ムッシュトリイのよもやま話 (2019.05.14)より
マンツーマン指導のいいところの一つは、教えたことを、生徒に説明してもらうことができること。
「今日授業でどんなこと習ってきた?」
これ、指導がはじまった生徒によくする質問です。
学校の授業の聞き方や、普段の理解度がよくわかるので。
よかったら、家でお子さんに、今日どんなこと習ってきたの?って聞いてみてください。
ノート見ながらでもいいので、説明してもらうんです。
最初はうまくできない子が多いです。でも、続けていると、だんだんうまくやってきます。
よく聞いて説明できるようになろう、と授業の聞き方や、ノートの取り方も変わってくるんですね。
今、ちょうど個別ゼミで、生徒に説明させている電池のしくみの単元。イオン・電池は、ここ3年、連続して高校入試問題にも出ている単元です。
化学は、暗記も必要ですが、理屈の理解も必要です。電池は高校入試でも問われる大事なところですが、なぜ、何がどうなっていくのか、流れを説明できるようになると、ほぼ設問全部正解できるようになる単元です。
学校の授業だけではなかなか説明できるようになる子は少ないんですが、個別ゼミの受講後、スラスラ説明できる子がいて、ちょっと驚きました。
それでは、今日も良い一日を。
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◆執筆者紹介
笠井伸春
家庭教師のオアシス・個別指導塾オアシス 代表
ふくい家庭教師ナビ(カテナビ)主宰
単に目先の点数を上げることだけではなく、自信につなげ、いかに生徒が自分から学習できるようになるか、自立した学習が身に付くようなサポートを目指す。高校入試対策のため勉強方法を教えた中学生が、高校でも実践し伸びていることを知り、「1回のテストのために得た知識はテストが終わったら価値がなくなるけど、一度身につけた勉強方法はその先もずっと使える、価値の高いスキルなんじゃないか?」と考え、勉強のやり方を教える家庭教師のチームを作る。
主眼にしているのは、
- 「できる」を実体験してもらい、自信と前向きさを身につけてもらうこと
- 能力に関係なく学習効果の高い勉強方法を身につけてもらうこと
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